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第45話 ページ17
no side
並盛町 夜9時
ーードスッ
「ぐはっ！……うっ」
響いたのは骨と肉のぶつかり合う音と、男のうめき声。
倒れ込む男には特徴的なリーゼントと“風紀”と書かれた腕章が。
言わずと知れた風紀委員会の人間だった。
彼の見上げる先には、2人の人影。
「よえー。よえー。風紀委員恐るるに足らーず」
「……………。」
「貴様ら……何者、だ」
風紀委員の男は気力を振り絞り尋ねる。が、
「んー？遠征試合にやってきたとなり町ボーイズ？」
「それ、つまんないよ。早く済ましてよ犬」
返ってきた返答は決して納得出来るモノではなかった。
さらに、
「こいつ何本だっけか？ちょっくら頂いていくびょーん！」
犬、と呼ばれた男の右手には、ペンチのような物が握られていた。
「なっ、何をする気だ!?」
「恨まないでね〜。上の命令だから」
「まて！や、やめ……!!」
左手で頭を固定された風紀委員の男の声は恐怖で震えていた。
「ほい」
バキャ！
「うぎゃあああ!!!」
ーー夜の並盛に男の悲鳴が響き渡ったのだった。
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作者名：蒼 | 作成日時：2018年1月22日 16時
