再会と再逢 ページ32
Aside
重い瞼をゆっくりと持ち上げると
視界に入ってきたのは、
今にも泣き出しそうなSansの顔。
「…どう、したの…？」
Sansの涙がぽたぽた落ちてくる。
月光に煌めきながら零れている
冷たいそれを拭おうと指を伸ばす。
「Aｯ…生きて…？」
生死の確認なのか、
生命としての心を取り戻したのか…
そのどちらもを問い掛けてくるように
手で頬を包み込みながらSansは言った。
「…大好きな人を、
置いていくワケないでしょ。」
見上げながら呟くと
Sansの眼窩がひときわ大きく
ぱちり、と瞬いた。
意外だ、という表情だった。
「…そりゃ、嬉しい言葉、だな。」
歪めていた口元はいつものように
飄々とした彼のモノに戻っていて、
唐突に消えそうなほど、
不安定に揺らめいていた白い光も
今は星のように煌めきながら
ゆっくりと燃えている。
「…
「…
瞳に涙を浮かべて微笑む彼の首に
手をまわして、抱きしめる。
もう二度と、何も失いたくない。
もう二度と、誰も失いたくない。
あんな想いはもう…
─ 二度と、したくないから。
…生きていく中で
大切な人や大切なモノは増えていく。
…けれど、失うモノもある。
傷つくことだってある。
だから私は、〈今〉を大切に生きるよ。
失いたくないと思うからこそ、
〈今〉を、大切にするよ。
この一瞬を。
大好きな人を。
もう
──────────────
Hoi!零ノ花だよ！
検定、終わッた！後、テストダけ！
…ふざけてる場合じゃないですね。
予告も無しに小説の更新をせず、
多大なご迷惑をお掛けし
申し訳ございませんでした…
体調を崩してしまいましたが全快して
復帰するのでまた宜しくお願いします！
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真冬のハイビスカス(プロフ) - え、すご。好き。何これﾀﾋねる((( (2022年3月12日 10時) (
レス) id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
5884 - うわああああああああ！！ー神いいいいいいいいい！！！ (2020年11月19日 7時) (レス) id: 46a9b0887f (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - 6AB72D11L8DG5r6さん» 最後まで読んで下さってありがとうございました！別作品も良かったらどうぞ。 (2019年5月10日 7時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
6AB72D11L8DG5r6(プロフ) - やばい！すごい！めっちゃ面白かったです！！！ (2019年5月9日 23時) (レス) id: 2653006338 (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - Ro:Aさん» 最後まで読んで下さってありがとうございました(///∇///)次回作でお会いしましょう！ (2019年2月25日 7時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零ノ花 | 作成日時：2019年1月1日 15時
