龍 ページ7
作間:瑞稀くん…
そう俺が呟くと井上くんは肩をビクンッと震わせた。
井上:こ、こ…名前呼び禁止だから…
そういうと教科書を片付けてカバンに入れた。
作間:瑞稀ってかわいい名前ですね。
井上:、、、、、。
なんでこんなに彼に構うのかなんて俺はわからなかったけど、それでも目の前の彼との関係性を深めたいってその時の俺はそう思ったのだろう。
井上:、、、サクマ。
作間:はい。
井上:俺も、、、下の名前で呼びたい…
作間:えっ、
いきなりのことに動揺していると瑞稀くんは目を潤ませてこちらを見上げた。
作間:龍斗です。
その言葉に龍斗…と呟くと
井上:2人だけの秘密ね!
そう言い、クシャッと笑った瑞稀くんはまだ幼さを保っていた。
ベッドに2人で並んで腰掛ける。
瑞稀くんの手は小さく震えていた。
作間:、、、大丈夫?
井上:ん〜。手首チリチリするの…
さっきのやつだろうか。
そう考える俺の頬に震える手をかざした瑞稀くんは、
井上:さっきのやつね。脳の電磁波を操る為の電気を流してるんだって。
俺には全然効かないんだけど。そう言って儚げに笑う。
井上:、、、龍斗?
気がついたら瑞稀くんの手を優しく包み込んでいた。
作間:チリチリなくなるまで握っててあげるから。
そういうと、瑞稀くんは俺の身体に自分の体を預けて、
井上:龍斗は優しいね。
と笑った。
どれくらいそうしていたのか、窓に夕日が差し込んできて我にかえる。
井上:そろそろ食堂行かないと。
作間:チリチリは?
井上:もう大分大丈夫。ありがと。龍斗。
作間:うん。
井上:じゃあいこっか。
そう言って立ち上がった瑞稀くんに並ぶ。
瑞稀くんは想像していたより華奢で驚いていると、
井上:龍斗スタイル良すぎ。
とかわいらしく頰を膨らませた。
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あおいろ(プロフ) - 皆さんリクエストありがとうございました。少しずつですが、リクエスト参考にお話書いていきます!これからもよろしくお願いします! (2020年8月12日 18時) (レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ(プロフ) - Mmeiさん» はい!書かせていただきます!リクエストありがとうございます! (2020年8月12日 18時) (レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ(プロフ) - matsunatsu0105さん» 了解です!ぽんれあ人気で結構びっくりしてます!リクエストありがとうございます! (2020年8月12日 18時) (レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ(プロフ) - Ruiさん» お話読んでくださってありがとうございます!うきなすも書かせていただきます。リクエストありがとうございます! (2020年8月12日 18時) (レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ(プロフ) - 雛さん» 了解です!リクエストありがとうございます! (2020年8月12日 18時) (レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおいろ | 作成日時:2020年6月28日 21時