男も女も誰かの為に強くなれ！【銀魂】

＊新｢初っ端からグダグダ感半端ないんですけど…｣ ページ3

＊






"万事屋銀ちゃん"と書かれた看板。

それを見上げる1人の少年_________志村新八はため息をついた。

今日もまた、波瀾万丈な1日が始まるのである。







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新｢おはようございまーす｣





中からは返事がなく、シン…と静まり返っている。





新｢はぁ…まだ寝てるのか3人共…｣





新八はまたため息をついた。

毎朝この3人を起こすのにも一苦労なのである。

中に入り、真っ先に向かったのは神楽が寝てるであろう押入れだ。

スパーンと戸を開ける。





新｢ちょっと神楽ちゃーん？朝だよー｣


神｢ん……すこんぶ……｣





神楽の口の周りには酢昆布だったであろうモノの食べカスが沢山ついていた。

手には酢昆布の袋が握られている。





新｢はぁ…どんだけ酢昆布好きなんだよ…寝る前ちゃんと歯磨きしてんのかな…｣





と、ため息をつきながらツッコミを入れつつ、神楽を無理矢理引っ張って起こさせた。

次に、奥の部屋の襖を勢い良く開けた。





スパァァァァアンッ





新｢銀さーん、Aさーん、起きて下さい、朝ですよ｣





部屋には布団が2つ敷かれている。銀時とAの分だ。

その上には銀時を蹴りながら寝ているAと、蹴られて顔をしかめつつも幸せそうに寝ている銀時がいた。






銀｢ちょっと〜……あんこ……かけ過ぎじゃないのぉ♡………ムニャ……zz｣


『じゃがりこ……zz…うへ……♡』






起きる気配なし。






新八は思い切り息を吸い込むと、

新｢起きろコラァァァァァア！！！｣

と額に怒りマークを浮かべながら叫んだ。






『なに……？折角いい夢見てたのに……』


銀｢ふぁ〜〜……ねっみ………｣


新｢起きて下さいよ！！何で今日に限って皆して食べ物の夢見てるんですか？！？！こちとらここに来るまでため息つきまくって幸せ逃げまくってんだよ！！！｣


『朝から元気な眼鏡だな…割れるぞ？』


新｢割れねーよ！！てか元気なのは眼鏡じゃなくて僕だから！！！｣


銀｢幸せなんて逃げるほどねーだろー｣


神｢朝からうるさいネ。朝ご飯早くするアル｣


新｢どいつもこいつも呑気だなコノヤロー。人の苦労も知らねぇで｣







これが万事屋銀ちゃんの毎日の日課である。






･






新｢いやこれが毎日だったら僕過労死するから｣


神｢安心するヨロシ。その時は大事に眼鏡埋めてやるヨ｣


新｢眼鏡だけじゃなくて僕も埋めて。とゆうか殺さないで？！｣

神｢安心するネ。グダグダでも読んでくれる優しい人がきっといるアル｣→←『1話だぜぇぇええひゃっふう！』

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