欠片を探して ページ10
「中々、集まらないですね。」
「まぁ、仕方ないよ。地道にやろう。」
窓から差し込む温かい陽光を
背に受けながら私と博士は花を摘む。
…端から見れば遊んでいるようだけど
別に遊んでいるわけじゃない。
Asrielの残骸を集めているだけ。
「に、しても…Asgore王は
よく許可してくれましたね。」
「彼とは古い友人だからねぇ。
快く入城を許してくれたよ。」
数時間前、私は博士にCharaと
話した事をそのままの形で伝えた。
特に忙しい用事もないらしかった博士は
嫌な素振りを全く見せずに承諾した。
…但し、必ずAsgore王に
許可を取るという条件で。
Ruinsの外に出られないCharaの為、
早速私と博士は王の城へと伺った。
一部の説明を省いて話してみたところ、
Asgore王はその研究を
許してくれたというわけだ。
…説明を省いたのは許してほしい。
…生憎、上手い嘘をつけない体質でね。
「悪い子になった気分はどうだい？」
「あは、割と悪くないですよ。」
一部を省いて説明した王とは異なり、
計画の全てを知る博士は私とCharaが
他の命に手を掛けていると知っている。
私が浮かない顔でいるように見えたのか
博士は頭にチョップを仕掛けてきた。
それに対しバーリア！と
腕をクロスさせ防御体勢をとる。
…何だこれ、小学生か。
「この金鳳花から王子の残骸が
検出されればいいんですけれど…」
確か、AsrielがFloweyに
転生できたきっかけは
幸か不幸か、条件が揃いすぎたせいだ。
Asrielの残骸が付着した花に
【決意】を注入した事でAsrielの自我が
目覚め、Floweyとして誕生した。
私達が【器】を作る理由は
本来のAsrielに近いモノにする為。
それには、より本体の情報量が
多い【器】が必要だ。
本来のAsrielに近づく為にも。
後は【決意】と【核】を注入すれば
Floweyが誕生した課程と同じように
Asrielに近い存在になれる筈。
「…まぁそれも、
やってみないと分からないだろうね。」
気長にやっていこう、と博士はまた
花を摘み始めた。
…上手く進めばいいのだけれど。
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零ノ花(プロフ) - コハクさん» 犬の呼吸音はトラウマだったな。怖かったわーあれ。 (2019年4月29日 16時) (
レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - Amalgamの話しはいつ聞いてもグロイと思う。犬はよくあんなの思い付いたよなぁ(失礼) (2019年4月29日 15時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - コハクさん» 会話割って失礼(_ _)。坂○忍さんに似てるよね。 (2019年4月29日 2時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - カマ猫さん» バカパン？あぁ、顔芸がヤバイ奴。(そうとしか認識してない矛盾の塊) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫 - コハクさん» 個人的にバカパンに色々と相談したい。いい答えくれそう。 (2019年4月27日 14時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零ノ花 | 作成日時：2019年3月14日 15時
