可能性に賭けて ページ8
「…って言っても理論上でね、
出来なくもないけれど…
いくつかの問題があるんだよね。」
「その問題を解決したら
Asは戻って来れるの?─僕みたいに。」
身を乗り出して食い気味で喋る。
その様子だけで親友を助けたくて
必死なのだろうと想像できた。
「あぁ、うん。可能だね。」
Charaが深く息を吸い込む。
一呼吸置いて、その口を開いた。
「問題って何。」
「大まかに言えば2つ。
1つは器の造形。
もう1つは、【核】の代用。」
「器の造形は割と簡単でしょ。
Asの器も作ればいいだけだ。」
「…さすが、
頭の回転が早くて助かる。」
物分かりの良さに思わず笑ってしまう。
Charaは聡明な子だし、
【核】についてもきっと直ぐに
分かってくれるはずだ。
「Aは聞いたんだよね。
─僕が一度、
どこか話しにくそうに、
Charaは目を伏せてみせた。
「…まぁ、ね。
博士に話を聞いておいたの。」
…これは、咄嗟に吐いた嘘。
原作ならCharaとAsrielは死んでいる筈。
AsrielがいないのにCharaだけが
地下世界で生きているとは
…到底、考えられない。
「…知ってるとは思うけど話させて。
僕とAsは
僕のSoulをAsに吸収させて地上に出た。
結局のところ…
──僕らは人間に負けた。」
原作とそれは然程変わらない。
地上で人間達のを受けたAsrielは重症。
何とか地下に戻るも
城の庭にて塵と化してしまった…
恐らく、ここから【原作との物語】は
変わっているのだろう。
「…そこからだよ。
僕が今こうして生き返られたのは。
Aも知っている
僕を生き返らせたのは──。」
───キリトリ───
地底の日常ーイラスト集ー
イラスト:可能性に賭けて
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零ノ花(プロフ) - コハクさん» 犬の呼吸音はトラウマだったな。怖かったわーあれ。 (2019年4月29日 16時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - Amalgamの話しはいつ聞いてもグロイと思う。犬はよくあんなの思い付いたよなぁ(失礼) (2019年4月29日 15時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - コハクさん» 会話割って失礼(_ _)。坂○忍さんに似てるよね。 (2019年4月29日 2時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - カマ猫さん» バカパン?あぁ、顔芸がヤバイ奴。(そうとしか認識してない矛盾の塊) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 8996be223c (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫 - コハクさん» 個人的にバカパンに色々と相談したい。いい答えくれそう。 (2019年4月27日 14時) (レス) id: 6d716ce25d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零ノ花 | 作成日時:2019年3月14日 15時