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「なんか、こうやって会ってても、平野さんは遠くて。生きてることからも。」

「遠い?」

「うん。会ってるときより、会ってないときの方が、強烈に…」


その先の言葉を、私は自分の中に見つけられなかった。

強烈に、なんなのか、分からない


他にも言いたいことや思っていることは数えられないほどあった。

でも、言い方を何通りも変えたところで、意味がなかった。





「……平野さんのことが、 す き 」






言い終わる、その一瞬から身体が焼けそうなほど熱くなった。




「平野紫耀」は動かなかった。




彼の姿を捉えようとしたが、自分の涙が邪魔をして、ぼんやりとした輪郭だけが揺れている。






「……平野さん、」

「…遠いと、思うのは…名前のせいちゃうかな」

「……ぇ…」

「Aさん、いつまでたっても俺のこと『平野さん』て呼ぶから。そのせい。」






私は無謀にも涙を止めようと思った。



感情が溢れすぎて、どうしたらいいか分からなかった。



彼が、



「俺も、Aさんのことが、好き」




と、言ったとき、私はその言葉だけで、自分の身体が地面の、もっともっと深い底に溶け落ちていくような気がした。






「俺Aさんの絵、好き」と、言われたときの融解とは、比べ物にならなかった。





私は初めて、彼に触れた。



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作者名:琉叶 | 作成日時:2019年3月24日 1時

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