場違いな発言 ページ5
セレナがトライポカロンのプリンセスキーをゲットしてから数日後、すでに私達は次のトライポカロン開催地のグロリオシティに向かっていた。
セレナはどうやら、ぐずぐず考えるよりも先に進むことを決めたようで、吹っ切れたようだ。
私から答えを言うより自分で答えを見つける方が力になる。
全ての解決策は、何故その出来事が起こったのか自分で分析して、そこから何をどうするか考え、見つけ出すことにある。
そして今…
｢早く早く〜！｣
いつもは列の後ろで待ってくださ〜い！と叫ぶのがお約束のシトロンが、別人のように私達からたっぷり数メートル空けて先頭を進む。
この先にある街のフェスティバルに一度は行ってみたかったそうで、いつもの３倍くらいテンションが高い。
シトロンが言うには、その街で昔、サンダーの雷で街の大木が真っ二つになってしまったのに何故か大木が元気になって果物をたくさんつけるようになった。
おかげで大喜びした街の人がサンダーの感謝のために祭りをするようになったそうだ。
｢でもそれって本当なの？普通、木に雷が落ちたら死ぬのが関の山じゃない？｣
私が冷静に指摘するとシトロンはすごい勢いで反論した。あまりに早口過ぎて、
｢ロマンがない｣やら｢この際、科学的なことは無視して｣やら色々聞こえたが、右の耳から左の耳へ全て流れていった。
でもサンダーか…。伝説の三鳥。見てみたい。
その時、すごい雷が頭上で響いた。みんなビックリして耳を塞ぎながら頭上を見上げると…
｢サンダー！どうして本物のサンダーがここに⁉｣
私が驚きの声を上げるのとは対照的に…
｢すごい！本物！｣
｢ラッキー！｣
｢カッコいい！｣
｢こんな近くにいたなんて！｣
おい。ユリーカ、セレナ、サトシ、シトロン。君たち、あと一歩間違えたら雷に直撃してたかもしれないんだぞ。ラッキーとかイケてるとか言ってる場合じゃないだろ。
シトロンがそそくさと街に向かって第一歩を踏み出した瞬間、シトロンの目の前の木に雷が命中して、木が横倒しになった。
｢シトロン！大丈夫か？｣
木の目の前でへたり込んでいるシトロンに四人を代表してサトシが声を掛ける。
｢間一髪でした…｣
｢なんか…怒ってるみたい｣
ユリーカの言う通り、サンダーはすごい勢いで飛び回り、雷を何本も落とす。そして、近くの木に再び命中して倒れる。
｢近くに洞窟があるわ！｣
セレナが電子タウンマップを見ながら言った。
私達５人は渡りに橋、とばかりに走り出した。
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juliet(プロフ) - 頂志桜(サム)さん» 大丈夫ですよ！間違いのご指摘、有り難いです。師匠の教えには何でもついて行きます！ゲッコウガはジユンの良き相談相手であり、ゲッコウガもジユンから貰うギブアンドテイクの関係ですね。ゲッコウガが最近キテるんです(笑)。この二人にも注目です！ (2016年10月2日 20時) (
レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
頂志桜(サム)(プロフ) - すみません、こちらも打ち間違えました(汗)。「逃逃げ込んだ」ですね。大した違いはありませんが……。どうもすみませんでした。 (2016年10月2日 19時) (レス) id: f46217bc92 (このIDを非表示/違反報告)
頂志桜(サム)(プロフ) - ゲッコウガの察し、いいですね〜。ジユンちゃんが分かりやすいのもあると思いますけれど。 あ、さっき1ページ目から通して読んでいたのですが、3ページ目の最初が「逃逃げ込んでいた」となっていましたので、ご報告させていただきますね。今更でどうもすみません……。 (2016年10月2日 19時) (レス) id: f46217bc92 (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 頂志桜(サム)さん» 本当だ…！よく打ち間違いをしちゃうんです…。前にプラターヌ博士をプライベート博士と酷いミスをしたことがあって…(笑)。気をつけないと。間違いの指摘、ありがとうございます！ (2016年9月30日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ありがとうございます！考えている内容を早く書かないと忘れちゃうので電光石火で書いてます(笑)。アランやジユンの話を書くのが大好きってのもありますが…。これからも作品のクオリティー上昇も叶えつつ頑張ります！ (2016年9月30日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月29日 17時
