いつもらしくない恐怖 ページ31
｢カルネさん、これです！俺達のパワー、見てください！｣
サトシと姿の変わったゲッコウガを見てカルネは驚いていた。
｢本当、こんなゲッコウガ、初めて見たわ…｣
｢居合い切り！｣
ゲッコウガが凄い勢いで突進する。サーナイトはシャドーボールで受け止め、ダメージはもらわずに済んだものの数メートルは引きずられた。
ゲッコウガとサーナイトの間に巨大な窪みが出現していた。
｢当たったらひとたまりもないわね…｣
カルネはサーナイトにシャドーボールを指示した。ゲッコウガは水手裏剣で相殺して、居合い切りで攻撃する。
サーナイトは一発、二発…とかわしたが振り向きざまの一撃がヒットした。
｢サーナイトのスピードに追い付いた！｣
我々、観客トリオと記録係が歓喜の声を上げる。今日は二人共ノリに乗ってそうだ。でも流石に大丈夫かな…？相手はチャンピオンだから序盤からフルパワーで後で体力的に持つとは…。只でさえ、ダメージもシンクロするのに…
ゲッコウガがつばめ返しで斬りかかるとカルネはサーナイトをメガシンカさせる。サーナイトはメガシンカした時に発するエネルギーでゲッコウガを弾き飛ばした。
ついに…互いが本気を出し合う。
まずは水手裏剣とシャドーボールのぶつかり合い。どちらも相殺される。
次のつばめ返しはリフレクターで防御された。
ふとシトロンの計測器を見ると波の高低が大きくなり、幅が狭くなっている。
｢影分身から居合い切りだ！｣
ゲッコウガが凄いスピードで駆けながら分身を増やしていく。サーナイトがリフレクターでガードしたが、何匹もの分身の攻撃でリフレクターが破れた。
｢もっと…もっと強く！つばめ返しだ！｣
その時、私は気付いた。サトシが殺気立っているような表情だったのを。ゲッコウガの目も殺気立っているようにさえ見える。
ゲッコウガが空中に飛び、今まで纏っていた水のベールが剥がれて、背中に大きな水手裏剣として新たに装着された。
突然のゲッコウガのフォルムチェンジに私達は動揺を隠せない。しかしサトシは気にせず、むしろさっきより殺気立った雰囲気が増している。
シャドーボールと水手裏剣がぶつかり合い、今度は押し切ってサーナイトに命中した。
測定器に視線を向けると波の幅が極限に狭く、高低も極限に縮まっている。
何だか…恐い。サトシとゲッコウガらしくない。
｢ゲッコウガ‼居合い切りだ‼…うっ…！｣
サトシが技を指示した直後、ゲッコウガとサトシは同時に気絶して倒れた。
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juliet(プロフ) - 頂志桜(サム)さん» 大丈夫ですよ！間違いのご指摘、有り難いです。師匠の教えには何でもついて行きます！ゲッコウガはジユンの良き相談相手であり、ゲッコウガもジユンから貰うギブアンドテイクの関係ですね。ゲッコウガが最近キテるんです(笑)。この二人にも注目です！ (2016年10月2日 20時) (
レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
頂志桜(サム)(プロフ) - すみません、こちらも打ち間違えました(汗)。「逃逃げ込んだ」ですね。大した違いはありませんが……。どうもすみませんでした。 (2016年10月2日 19時) (レス) id: f46217bc92 (このIDを非表示/違反報告)
頂志桜(サム)(プロフ) - ゲッコウガの察し、いいですね〜。ジユンちゃんが分かりやすいのもあると思いますけれど。 あ、さっき1ページ目から通して読んでいたのですが、3ページ目の最初が「逃逃げ込んでいた」となっていましたので、ご報告させていただきますね。今更でどうもすみません……。 (2016年10月2日 19時) (レス) id: f46217bc92 (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 頂志桜(サム)さん» 本当だ…！よく打ち間違いをしちゃうんです…。前にプラターヌ博士をプライベート博士と酷いミスをしたことがあって…(笑)。気をつけないと。間違いの指摘、ありがとうございます！ (2016年9月30日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ありがとうございます！考えている内容を早く書かないと忘れちゃうので電光石火で書いてます(笑)。アランやジユンの話を書くのが大好きってのもありますが…。これからも作品のクオリティー上昇も叶えつつ頑張ります！ (2016年9月30日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月29日 17時
