懲りないバトル脳 ページ14
｢｢アラン！｣｣
サトシは嬉しそうに、私は驚きながら言った。今すぐ着替えたいんだけど…。
というのも、アイスブルーのオフショルダーに黒いレースのフレアスカート、シルバーグレーのスエードレースアップシューズという控えめに言っても肌の露出が多めな格好だったのだ。
だって、しょうがないじゃん！今日は暑いってお天気予報のお姉さんが言ってたんだから。
と天気予報のお姉さんに責任転嫁して開き直る。
｢面白そうなの、着けてるな｣
アランは一瞬、私に視線を向けて右手を挙げてみせた。私がほんの一瞬だけ微笑むと、微笑み返された。
｢ああ！今、ゲッコウガのあの力を調べていたんだ｣
サトシがそう言ったが、｢でも今日は、ならない日みたい｣とユリーカが付け足した。シトロンもきっと他に原因があるんですよ、と付け足す。
｢そうだ！アラン、サトシとバトルしたら？アランとバトルしたら、この間みたいにあの現象が発動するかも｣
私がそう勧めるとサトシも｢バトルしようぜ！｣とやる気満々さを見せつける。
｢ああ！またゲッコウガと戦いたかったし！｣
アランの挑戦的な笑み、久しぶりに見るなぁ…。いつもクールでポーカーフェイスなアランが見せるこの表情が好きだったんだよね…。
何だか懐かしさと時間の流れの早さを感じる。
｢そうと決まれば、リーフィア。お疲れ様｣
｢お前も回復だ｣
私達はそれぞれボールに戻して、ポケモンセンターにみんなで逆戻り。
ジョーイさんに２匹を預けて、私達はアランを振り向く。
｢回復が終わるまでの間、どうする？｣
そうだな…と横を向いて考えているアラン。私がアランを見ていると、セレナとユリーカにつつかれた。
｢どうしたの？｣
小声で聞くとセレナが耳を貸すように身振りをしたので頭をセレナに近付ける。
｢良かったね、サプライズでアランに会えて。二人とも、お互いのこと、意識してるよ｣
バッと身を引いて、囁かれた耳を押さえる。耳が熱い。
二人はそんな私を見て、ニヤニヤしてる。
ったくもう…。今度、仕返ししてやろう。
｢アランはリザードン以外にポケモン、持ってないのか？｣
｢ああ、持っているが｣
嘘⁉でも、前に会った時から随分時間が経ってるから、１匹くらい捕まえていてもおかしくない。
｢じゃあさ、ゲッコウガが回復するまでバトルしようぜ！｣
また⁉
ピカチュウも頬から電気を出してやる気満々。アランもフッと笑って｢そうだな｣と言った。
全く…これだからバトル脳は…。
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juliet(プロフ) - 頂志桜(サム)さん» 大丈夫ですよ！間違いのご指摘、有り難いです。師匠の教えには何でもついて行きます！ゲッコウガはジユンの良き相談相手であり、ゲッコウガもジユンから貰うギブアンドテイクの関係ですね。ゲッコウガが最近キテるんです(笑)。この二人にも注目です！ (2016年10月2日 20時) (
レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
頂志桜(サム)(プロフ) - すみません、こちらも打ち間違えました(汗)。「逃逃げ込んだ」ですね。大した違いはありませんが……。どうもすみませんでした。 (2016年10月2日 19時) (レス) id: f46217bc92 (このIDを非表示/違反報告)
頂志桜(サム)(プロフ) - ゲッコウガの察し、いいですね〜。ジユンちゃんが分かりやすいのもあると思いますけれど。 あ、さっき1ページ目から通して読んでいたのですが、3ページ目の最初が「逃逃げ込んでいた」となっていましたので、ご報告させていただきますね。今更でどうもすみません……。 (2016年10月2日 19時) (レス) id: f46217bc92 (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 頂志桜(サム)さん» 本当だ…！よく打ち間違いをしちゃうんです…。前にプラターヌ博士をプライベート博士と酷いミスをしたことがあって…(笑)。気をつけないと。間違いの指摘、ありがとうございます！ (2016年9月30日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ありがとうございます！考えている内容を早く書かないと忘れちゃうので電光石火で書いてます(笑)。アランやジユンの話を書くのが大好きってのもありますが…。これからも作品のクオリティー上昇も叶えつつ頑張ります！ (2016年9月30日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月29日 17時
