不信感 ページ7
私達はフラダリが降りてきた道に戻っていた。そこでマノンが自己紹介。
｢あたし、マノン！こっちはカロスで一番出来る子、ハリさん！でね、あたし、アランとジユンと一緒に絶賛頑張り中！｣
マノンからあっさり名前をバラされたので仕方なく自己紹介する。
｢ジユンです。マノンとアランと一緒に旅をしています｣
失礼がない程度に丁寧に話したが、自分でもどこか冷たい響きだった。あの人にバレてないと良いけど。
｢随分美人なガールフレンドがいたんだな、アラン｣
ヤベっ！バレた。何で分かったの⁉アランも動揺してるし、嫌な情報を渡してしまった。特に知られたくなかったのを。
｢二人ともバトルが上手で、美男美女でお似合いなんだよ！あたしはそんな二人を見習ってメガシンカしたいの！｣
こら‼もうこれ以上喋るな、マノン。イラついてるジユンとはある意味対照的にアランは額に手を当ててげんなりしている。
｢だから、メガシンカするのはお前じゃなくてポケモンだ｣
分かってるって！とマノンが返す。でも隣にメガシンカしてる人がいるけどね。カエンジシにメガシンカし損なった…私、本当にこの人が嫌いなんだ。普段、どんなキテレツな出で立ちをしてもここまでしつこく言うことないのに。
｢いいからお前、あっち行ってろ。大事な話があるんだ｣
ふん！とご機嫌ナナメになって足を踏み鳴らしながら立ち去ろうと数歩歩き出した瞬間、マノンが叫び声を上げて急にフェードアウトした。驚いて、近くにいたフラダリとアランが覗き込む。ダイゴとジユンは苦笑いする。
ノンノンノン〜！と叫ぶマノンの声からして単に足を滑らせてさっきと同じ展開になっただけのようだ。
｢全く、いつもいつも…！待ってろ！｣
アランが臨時のマノン専用騎士になってハリさんと一緒に下り坂をカッコよく降りて行った。ダイゴがその様子を見て、フラダリに話しかける。
｢先ほど、調査と言っていましたが…｣
｢ええ。実は我がフラダリラボではポケモンがメガシンカする時に放つエネルギーに注目し、そのデータを集めているのです。彼の着けているメガリングを通して｣
アランの様子を伺うとちょうどマノンを引っ掛かった木から引きずり出していた。左手首のキーストーンが反射して光る。私なら絶対に協力しないけど。
｢メガシンカのエネルギーは絶大だ。それを平和利用出来ないか研究しているのです｣
出たよ、平和目的のためだとか言ってる人。そういう人に限ってまともな人はいない。やっぱり信用出来ない。
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藍玉 - 読みました！なんだか、大分雰囲気が変わりましたね。とても読みやすいです！話も続きがとても気になります…！私の意見を聞いてくださってありがとうございました。これからも頑張ってくださいね！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ざっと研究して、行間を空けて見ました！行間を空けてみるだけで結構読みやすさに差が出ますね…！是非ご確認ください！ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» 貴重なアドバイス、ありがとうございます。実は自分でも詰めすぎなのは百も承知なのですが、一話でどれだけのことを書きたいというノルマをある程度決めてまして…。そのノルマに追いつけるように書いたところ、このザマに…。他の作品など参考にして研究してみますね！ (2016年9月10日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
藍玉 - julietさん» はい、もちろんそのつもりですよ！…えぇっと、続けて私がコメントしてすみません。…生意気ながらアドバイスなんですが、少し文章が詰め過ぎていると感じるので行を空けてみてはいかがですか？今のままでもとても素敵な作品ですが。…あ、私はシリアスも大好きですよ！ (2016年9月10日 0時) (レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» お返事遅くなってすみません！コメント、ありがとうございます。最近はシリアスが強めなので甘い展開を入れるのが難しいのですが頑張ります！読者の皆さまがどう思っているのか気になっていたので参考になりました。これからもご愛読宜しくお願いします！ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月5日 16時
