嫌悪感 ページ6
カエンジシを挟むようにリザードンとメタグロスがフィールドに降りる。
カエンジシは２匹を睨んでいる。アランをチラリと見るとこのカエンジシに見覚えがあるようだ。
｢そのバトル、ちょっと待ってくれないか｣
ダイゴに出会う前に歩いてた道に二足歩行のカエンジシ…いや、黒統一のレザーの上下ファッションに身を包んだすごく背の高いカエンジシ…。おい、私、しっかりしろ。カエンジシそっくりのすごい髪型の背の高い男性だろ。
その人は下り坂をゆっくり降りてきた。どうしてだろう…この人に嫌悪感を感じる。バトルを中断したからという理由も少なからずある。良い試合ほど、邪魔されると頭に来る。しかも中断のさせ方でわざとらしく自分の存在を目立たせるようなやり方をしたのが気に入らない。そんな人と自分に共通点を見つけたからいつも以上に腹が立っているのかも。普段、レザーのジャケットにレザーパンツ、黒いブーツを着ている。その人も同じような服装だ。他の人なら偶然被ったのか、と気にしないが気に入らない相手だと話は別だ。
それらを除外してもどこか嫌悪感が込み上げる。雰囲気が…どこか安心出来ない。あいつらと似た感じがする。
アランはその人に代表！と呼び掛けた。この人が超太っ腹にプレミアチケットを配送してきた…？
本当にデカイな、この人。背の高いアランやダイゴの頭１つ分は背が高い。その人の手持ちらしいカエンジシのたてがみに手を置いたのを見て、メタグロスとリザードンはメガシンカを解いた。
｢私の部下が失礼しました、チャンピオン｣
さらに気に入らないボルテージが上がった。ああ、もう、何でこんなにわざとらしく目立たせようとしてるの⁉
｢チャンピオン…⁉｣
アランもマノンも驚いた顔をしている。
｢この方はホウエン地方ポケモンリーグのチャンピオン、ダイゴさんだ｣
｢失礼ですが、あなたは？｣
ダイゴがあくまで丁寧に聞いた。私なら不信感丸出しにするが、そこはプロ。
｢これは申し遅れました。カロス地方フラダリラボ代表フラダリと申します｣
メガカエンジシ…フラダリは左手を胸に当てて一礼した。
｢そして彼にはメガシンカの調査をしてもらっているのです｣
｢調査…｣
ダイゴが言葉を反芻した。そこへマノンの質問が入る。
｢ねえねえ、あなたって時々アランと連絡取ってた人？｣
マノン！と焦ったようにアランが言った。
良いぞ、もっとやれ。そう思ったとき、フラダリと目が合った。
｢この方はどなたかな、アラン？｣
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藍玉 - 読みました！なんだか、大分雰囲気が変わりましたね。とても読みやすいです！話も続きがとても気になります…！私の意見を聞いてくださってありがとうございました。これからも頑張ってくださいね！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ざっと研究して、行間を空けて見ました！行間を空けてみるだけで結構読みやすさに差が出ますね…！是非ご確認ください！ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» 貴重なアドバイス、ありがとうございます。実は自分でも詰めすぎなのは百も承知なのですが、一話でどれだけのことを書きたいというノルマをある程度決めてまして…。そのノルマに追いつけるように書いたところ、このザマに…。他の作品など参考にして研究してみますね！ (2016年9月10日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
藍玉 - julietさん» はい、もちろんそのつもりですよ！…えぇっと、続けて私がコメントしてすみません。…生意気ながらアドバイスなんですが、少し文章が詰め過ぎていると感じるので行を空けてみてはいかがですか？今のままでもとても素敵な作品ですが。…あ、私はシリアスも大好きですよ！ (2016年9月10日 0時) (レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» お返事遅くなってすみません！コメント、ありがとうございます。最近はシリアスが強めなので甘い展開を入れるのが難しいのですが頑張ります！読者の皆さまがどう思っているのか気になっていたので参考になりました。これからもご愛読宜しくお願いします！ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月5日 16時
