戦いの終末 ページ39
凄まじい威力で、吹っ飛ばされたカイオーガを抱えたグラードンの２体同時に突進する。
今までのこの攻防戦の中でも最大級の爆発が起こって、２体は姿を消した。代わりにレックウザが巨石の目の前に鎮座して勝利の咆哮を上げる。
ダイゴとジユンはメガレックウザの力に唖然とする。そこへ海から何か細長い潜水艇のようなものが現れた。
｢何だあれは…⁉｣
ダイゴが驚く中、潜水艇から何発もの大砲が射たれた。眩しさに目を瞑る。すると分析者から驚くような声が上がった。
｢巨石のエネルギー、消失！｣
何⁉と二人が驚く間に閃光は消え、潜水艇は海に沈んでいった。レックウザは消えた巨石を探したが、諦めたのかメガシンカを解いて天空へ戻っていった。
何だかんだ争いは終わってホッとしたところへ通信が入る。
｢成功です！この間採取した巨石のエネルギーを分析し、エネルギーの放射を抑えるシステムを作ったんです。ダイゴさん、巨石はこのまま私の元で保管します｣
あなたの元に？と聞き返すダイゴにフラダリはカロスへ運ぶと断言した…。
夕方になって、ダイゴ達はカナズミへ戻った。チルタリスとニンフィアは吹っ飛ばされたが、大きなダメージがなくてひと安心した。念のため、ポケモンセンターに後で連れていくことにした…いや、そんな必要はないかもしれない。
ハリさんがダイゴのメタグロス、ニンフィア、チルタリスと戦いの終わりにハイタッチしていたからだ。ジユンはそこへ入って、皆の頭を撫でてあげた。
偶然、振り向くとアランとマノンの抱き合う現場を目撃してしまった。ちょうど二人も気付き、慌てて離れる。ジユンはフッと笑った。
｢あのね、私、こんな大戦争の後でそんなことをして怒るような人間じゃないんだけど｣
ジユンがそう言うと二人は笑った。そしてアランがジユンの目の前に歩み寄って固く抱き締めた。ジユンもアランの背中に腕を回す。
｢何やってるの？そんなに死にたいの？｣
ジユンは涙腺に滲みる温かいものをぐっと堪えたが声まで隠せなかった。
｢すまなかった…もうお前を危険な目に遭わせない｣
アランはさらに腕に力を込めて抱き締めた。二人は暫くそのままにしていた。
｢｢えええー⁉帰った⁉｣｣
マノンとジユンの大声がデボンコーポレーション内に響いた。
｢自分の元にいると危険な目に遭わせてしまうからと言ってね｣
あたしも帰ります！と慌てるマノンにダイゴが呼び止める。
｢良かったら、乗ってくかい？｣
ダイゴ、マジ神‼
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藍玉 - 読みました！なんだか、大分雰囲気が変わりましたね。とても読みやすいです！話も続きがとても気になります…！私の意見を聞いてくださってありがとうございました。これからも頑張ってくださいね！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ざっと研究して、行間を空けて見ました！行間を空けてみるだけで結構読みやすさに差が出ますね…！是非ご確認ください！ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» 貴重なアドバイス、ありがとうございます。実は自分でも詰めすぎなのは百も承知なのですが、一話でどれだけのことを書きたいというノルマをある程度決めてまして…。そのノルマに追いつけるように書いたところ、このザマに…。他の作品など参考にして研究してみますね！ (2016年9月10日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
藍玉 - julietさん» はい、もちろんそのつもりですよ！…えぇっと、続けて私がコメントしてすみません。…生意気ながらアドバイスなんですが、少し文章が詰め過ぎていると感じるので行を空けてみてはいかがですか？今のままでもとても素敵な作品ですが。…あ、私はシリアスも大好きですよ！ (2016年9月10日 0時) (レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» お返事遅くなってすみません！コメント、ありがとうございます。最近はシリアスが強めなので甘い展開を入れるのが難しいのですが頑張ります！読者の皆さまがどう思っているのか気になっていたので参考になりました。これからもご愛読宜しくお願いします！ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月5日 16時
