極秘通信 ページ36
その情報が伝わった約３秒後、海から突然すごい水飛沫が上がって、ゲンシカイオーガが海上に現れた。遂に…伝説の２体がご対面…！
３人は急いで一番２体が見える窓に駆け寄って一緒に覗き込む。
先に攻撃を仕掛けたのはカイオーガだった。
水のビームのようなものを一気に何本も放ち、グラードンにヒットさせる。グラードンも負けじとストーンエッジの威力増大バージョンのようなものをカイオーガにヒットさせる。痛そう…いや、痛くない訳がない。
技がヒットして起きた爆発の凄さに他にも幾つか来ているヘリも含め、慌てて軌道を変更して逃げる。
海に落ちたカイオーガは次にきたグラードンの攻撃を水の壁のようなものでガードして、その水の壁をグラードンに盛大にぶちまけた。
半端じゃない水飛沫にヘリも巻き込まれそうになり、ヘリが慌てて軌道変更して避ける。避けたのは良いが、バランスが乱れて中の人は堪ったものではない。
いきなりの機体の揺れに３人は壁に手をついて支える。
アランはジユンを庇うように背中に腕を回して自分の元へ引き寄せつつ支える。
ヘリの真下付近に絶対零度でも受けたのか凍ったグラードンがいた。しかし永遠に凍るなんてことはなく、すぐに体内で熱を出して氷を砕き、解放された。
２体は相手の出を伺い、睨み合う。２体の間の上空には煌めくものが…
｢巨石の密度が加速！凝固が始まっています！｣
やはり巨石なんだな、と呟いたダイゴに二人は頷く。窓の外では煌めくものが瞬く。ジユンはアランに話しかけようとして顔を伺う。するとアランは何にもない床を見つめて視線を止めていた。左手はイヤホンを押さえている。
一見、イヤホンの装着具合を直しているように見えるが、違う。人間は考え事をする時、上を見るか目を閉じる。下に視線を向け、イヤホンを押さえる仕草からきっと私たちに内緒でアランにだけ通信が入っている。そしてそんなことをするのはフラダリ。何か私たちに聞かれては困るものらしい。
通信が終わって聞き出そうとした瞬間、アランはヘリのドアを開けた。
熱風が一気に入ってきて、髪が風で激しく煽られる。
｢アラン！何をする気だ⁉｣
｢２体を止める！リザードン！｣
はあ⁉ゲンシカイキした２体をリザードン１体でどうやって止めるの⁉無茶にも程があるだろう。クッソ…フラダリのヤツ、巨石を守れとか吹き込んだな。
アランはリザードンをメガシンカさせる。全く…！
これじゃあ全員参加しかあり得ない。
ジユンはため息をつく。
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藍玉 - 読みました！なんだか、大分雰囲気が変わりましたね。とても読みやすいです！話も続きがとても気になります…！私の意見を聞いてくださってありがとうございました。これからも頑張ってくださいね！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ざっと研究して、行間を空けて見ました！行間を空けてみるだけで結構読みやすさに差が出ますね…！是非ご確認ください！ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» 貴重なアドバイス、ありがとうございます。実は自分でも詰めすぎなのは百も承知なのですが、一話でどれだけのことを書きたいというノルマをある程度決めてまして…。そのノルマに追いつけるように書いたところ、このザマに…。他の作品など参考にして研究してみますね！ (2016年9月10日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
藍玉 - julietさん» はい、もちろんそのつもりですよ！…えぇっと、続けて私がコメントしてすみません。…生意気ながらアドバイスなんですが、少し文章が詰め過ぎていると感じるので行を空けてみてはいかがですか？今のままでもとても素敵な作品ですが。…あ、私はシリアスも大好きですよ！ (2016年9月10日 0時) (レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» お返事遅くなってすみません！コメント、ありがとうございます。最近はシリアスが強めなので甘い展開を入れるのが難しいのですが頑張ります！読者の皆さまがどう思っているのか気になっていたので参考になりました。これからもご愛読宜しくお願いします！ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月5日 16時
