最強の最終地点 ページ33
｢海上のグラードンと深海のカイオーガ…この２つの進行方向を予測すると…｣
グラードン、巨石、カイオーガの写真が一瞬表示され、それぞれカナズミ沖合いのマップに小さい点として新たに表示された。そして２つの点は…
｢全部重なった！｣
｢神話通りということか…｣
マノンとアランが驚きの声を上げる。だとすれば世界は…。
｢代表！俺、現場に向かいます｣
は⁉冗談でしょ⁉何を考えてるの？それに｢うむ、頼んだぞ｣とか言ってフラダリは当然止めないし。お前も何考えてるの？
｢僕も行こう。移動手段を用意しよう｣
ダイゴ！君までも…！誰も止めないの⁉どれだけ危険かって分かってるの⁉そして二人はドアへ向かって…
｢ダイゴさん！｣
マノンは呼び止めた。二人とも振り向き、数メートル離れたマノンと私を見る。
｢危なくないんですか⁉｣
｢空から状況を確認するだけだよ｣
ダイゴは落ち着かせるように笑顔を見せた。そしてアランに先に行ってる、と伝えてそのまま部屋を出た。
さて、バトル開始だ。相手の魂胆は既に見抜いていた。
｢アラン…肩はもう痛くないの？｣
マノンが心配そうな顔を私にも向ける。アランはああ、と答えた。マノンは黙ってアランを見つめ、アランはため息をつく。
｢ぐずぐずしてる暇はないんだ。先に行くぞ｣
｢あたし…行かない！｣
ドアへ向かってすたすた歩き始めたアランの足が止まった。
｢そうか｣
｢アランも…ジユンも行っちゃダメ！｣
やはりまだ10歳とはいえ、見抜いていたか。もし、アランが行くなら私もストッパーとしてついて行くことを。私達に背を向けていても、アランが動揺していることがわかった。
｢怖いんだよ？すごく…。あの時、レックウザ、すごく怒ってたし！レックウザだけでもあんなに大変だったのに、世界を壊しちゃうようなヤツが２体も出てきたら…アラン、怪我じゃ済まない！｣
｢これは…約束なんだ。代表との…俺は強さを手にし、強くならなければならない。最強にならなければ…｣
｢最強って…どこまでやれば良いの⁉世界の破壊と戦うの⁉｣
｢お前に何が分かる！｣
アランが大声を上げた。マノンとハリさんはビクッとした。それでも…
｢だって…心配なんだもん。アランとジユンに…何かあったら…｣
マノンが震え声で言った。私はマノンが泣きそうなことに気付いた。
｢…カロスに帰れ。ジユンも｣
アランが再び歩き出し、待って！と追いかけようとするマノンを止めた。
｢考えがあるの｣
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藍玉 - 読みました！なんだか、大分雰囲気が変わりましたね。とても読みやすいです！話も続きがとても気になります…！私の意見を聞いてくださってありがとうございました。これからも頑張ってくださいね！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ざっと研究して、行間を空けて見ました！行間を空けてみるだけで結構読みやすさに差が出ますね…！是非ご確認ください！ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» 貴重なアドバイス、ありがとうございます。実は自分でも詰めすぎなのは百も承知なのですが、一話でどれだけのことを書きたいというノルマをある程度決めてまして…。そのノルマに追いつけるように書いたところ、このザマに…。他の作品など参考にして研究してみますね！ (2016年9月10日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
藍玉 - julietさん» はい、もちろんそのつもりですよ！…えぇっと、続けて私がコメントしてすみません。…生意気ながらアドバイスなんですが、少し文章が詰め過ぎていると感じるので行を空けてみてはいかがですか？今のままでもとても素敵な作品ですが。…あ、私はシリアスも大好きですよ！ (2016年9月10日 0時) (レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» お返事遅くなってすみません！コメント、ありがとうございます。最近はシリアスが強めなので甘い展開を入れるのが難しいのですが頑張ります！読者の皆さまがどう思っているのか気になっていたので参考になりました。これからもご愛読宜しくお願いします！ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月5日 16時
