交渉成立 ページ15
流石ボンボン。電話一本でプライベートジェットなんて呼んじゃって。
私はひたすら疲れを感じて座席に腰掛けて、上体を左側に横たえて組んだ腕に顔を隠すようにして眠っていた。
少ししてアランが隣に座って、膝に頭を乗せてくれたが疲れていて返事する力もなかったので寝ていて気付いてないフリをする。
ホウエンか…本当に久しぶり。前に来た時と変わってるだろうな。
さて、時間が許してくれるならどこに行こうか…
｢ジユン！ジユンってば！｣
結構リラックスして眠っていたが、強制的に起こされる。もう！せっかく安眠してたのに！まともな内容じゃなかったら怒るよ？
仕方なく起きた。寝起きで若干焦点が合ってない。だが、正面の席にダイゴとマノンが座っているのは分かった。隣にはアラン。
｢フラダリさんから連絡があって、他に調査があるので３日程時間が欲しいんだそうだ｣
３日も何をするのか非常に怪しかったが、眉を上げただけで何も言わなかった。
｢そこで３日間、僕達は自由行動になるんだけど、考えがあるんだ｣
マノン、ダイゴ、アランは既に何か知ってそうな顔だ。何だろう？
｢僕がマノン君を連れてホウエンの観光をしようかと計画してるんだけど、ジユンはアランと二人で好きなところを回るっていうのはどうだい？｣
ということは実質、二人で３日間旅行デート…！アランの顔を伺うとすました顔だった。一方マノンとダイゴはニッコリしてる。乗っかってやろうじゃないの。
｢え⁉良いの、そんな素晴らしいサプライズしちゃって？｣
｢たまには二人でラブラブな時間を過ごすのも大事だし、あたしはダイゴさんみたいに紳士な人と一緒だから安心できるもん！｣
マノンの後押しに頷き、交渉成立。何か、ダイゴといいマノンといい、やけに気を使ってないか？まあ、いいか。アランと水入らずで過ごせるし！
｢なら決まりだね。どこで降ろした方が良い？僕達はカイナに向かうけど｣
アランの顔からして、ホウエンについて詳しくなさそうだし、ホウエンのデートスポットといえば…
｢ミナモシティで降ろしてもらえる？｣
ダイゴは頷いて、運転席に座っているパイロットにミナモシティで降ろすように伝える。何か慣れてる感じがして絶妙に頭に来る。ボンボンは格が違うよね、本当に。でも私はダイゴが何でも器用にこなせるのだが、本当は陰ですごく努力してたことを知っている。
何で私がそんなに彼を理解してるのか？それは、他の人とは違う視点で彼を見ていたからだ。
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藍玉 - 読みました！なんだか、大分雰囲気が変わりましたね。とても読みやすいです！話も続きがとても気になります…！私の意見を聞いてくださってありがとうございました。これからも頑張ってくださいね！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» ざっと研究して、行間を空けて見ました！行間を空けてみるだけで結構読みやすさに差が出ますね…！是非ご確認ください！ (2016年9月10日 22時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» 貴重なアドバイス、ありがとうございます。実は自分でも詰めすぎなのは百も承知なのですが、一話でどれだけのことを書きたいというノルマをある程度決めてまして…。そのノルマに追いつけるように書いたところ、このザマに…。他の作品など参考にして研究してみますね！ (2016年9月10日 5時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
藍玉 - julietさん» はい、もちろんそのつもりですよ！…えぇっと、続けて私がコメントしてすみません。…生意気ながらアドバイスなんですが、少し文章が詰め過ぎていると感じるので行を空けてみてはいかがですか？今のままでもとても素敵な作品ですが。…あ、私はシリアスも大好きですよ！ (2016年9月10日 0時) (レス) id: 2a90760f0b (このIDを非表示/違反報告)
juliet(プロフ) - 藍玉さん» お返事遅くなってすみません！コメント、ありがとうございます。最近はシリアスが強めなので甘い展開を入れるのが難しいのですが頑張ります！読者の皆さまがどう思っているのか気になっていたので参考になりました。これからもご愛読宜しくお願いします！ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 294ccbef1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sweetspring | 作成日時：2016年9月5日 16時
