少年 ページ4
「あの……大丈夫ですか?」
この声で私は目が覚めた…。
貴「えっと……あの…。」
「頭打ったみたいですけど…。」
あぁ、そうなんだ……。私驚いた反動で頭打ったんだね。
貴「んと……君は?」
シ「僕はシイナ。身長155cm、体重39kg、年齢不詳……です。」
僕?男の子だったんだ…白髪で肩までのストレートのショートヘアで…… まぁ、どちらかと言うと中性的な顔?かな。
貴「あの……1ついい?君幽霊じゃないよね?」
シ「はい、生きてます。血も涙もあります。見せましょうか?」
貴「いや、いいいいいい!見せなくていいから!」
シ「そ……ですか…。」
なんだなんだ、そんなに出したかったかのか…?ってくらい悲しそうな顔してる。でも、何でこんなところにいるの?両親心配しないの?
貴「ねぇ、何でここにいるの?ご両親心配しない?」
シ「……。僕……………
『外に出るな』って言われてるです…。だから、もう10年くらい出てないんです………。」
へっ?何言ってんだこの子…。10年!?どれくらい小さい頃からここにいんのよ!どういう躾なの?あまりにも可哀想だよ!!
貴「駄目だよ!そんなの!」
シ「えっ………。」
貴「私と外に出よう!」
シ「……本気で言ってるんですか……?」
貴「私はいつでも本気なの!こんな暗いところでぬくぬくしてちゃ、いつまでも小さいままだよ?お天道様は君を見離したわけじゃないんだから、そんな命令ほっとけぇ!!」
シ「お天道様……。」
シイナ君の顔が赤身を増したのを私は見逃さなかった。
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作者名:青山雪乃 | 作成日時:2015年4月15日 18時