49.＿＿ ページ14
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でも、黙ってるわけにもいかず。安達からしたら、ここの二人の関係性はただの同期だから。
安「もちろんです守ります！」
A「ありがと。解決するまでの間、宜しくな」
安「帰り送るだけでいいんですか？」
A「うん、今んとこはな。引き受けてくれたお礼に早速明日ご飯行こうや」
そう言うと、安達は軽くジャンプをする。漫画みたいな反応に笑った。
安「Aさんとご飯…」
A「安達の好きなもん食べにいこ」
安「Aさんとやったらどこでも嬉しいっす」
A「え〜〜私も嬉しい」
安「お酒とか結構飲みます？」
永「ダメやね」
お酒──と、思った瞬間、永見が喋る。
安「あれ、一滴も？」
A「ううん。少しなら美味しく飲めるんやけど…ちょっと今回のこの件で酒には嫌な思い出ができました」
安「え、そうなんですか」
永「飲まんほうがええよ」
A「うん、しばらくはやめとく。あ、でも安達は飲んで構へんからね」
永「ボディガードが酔っ払ってたらダメでしょ」
安「その通り過ぎます」
A「ほんまや」
談笑しながら夜道を歩く。確かに誰かがいるとものすごく安心する。
家に近くなってきたため、二人に顔を向ける。
永見はさっきの不機嫌な顔から変わっていない。
A「ありがと、ここらへんで大丈夫」
安「いやいや、家前まで行きますよ」
A「あぁ、すまんな」
永「ちゃんと戸締まりしーや」
A「はは、それはいつもちゃんとやってんで」
笑ってそう返すと、永見はんー！と唸った。
永「いつも以上に気をつけやってこと！」
声が大きくなって、びっくりする。
A「あ、ハイ。」
永「ハイ」
A「明日も早いやろうにありがとうね」
永「ハイ」
A「安達はこれから宜しくね。気をつけて帰りや」
安「こちらこそ宜しくお願いしますっ」
二人にバイバイと手を振って、アパートの中に入る。
あとでLINEを送ろう、と思ったが、安達と交換していない。Twitterから連絡でもしてみるかな。
そして…永見と全然距離を置けていないから、好きという感情が全く消えない。織部さんの件と、この件と、どちらにも頭を抱えた。
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里佳子(プロフ) - 夏子さん» 初めまして。こちらこそ、そんな風に言っていただけるなんて…嬉しい限りです。ありがとうございます！！長編が終了しましたので、ちょこちょこ短編を書く予定です。見て頂けると幸いです！ (10月5日 16時) (
レス) id: 9634fe61f2 (このIDを非表示/違反報告)
夏子 - 初めまして。完結おめでとうございます。完結を嬉しく思うとともに寂しくもあります。言葉や雰囲気が綺麗で、それでいて少し苦く、とても引き込まれる素敵な作品で大好きです。また里佳子様のお話が読めることを願っています。お身体ご自愛くださいませ。 (10月4日 22時) (レス) id: 17842af8c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里佳子 | 作成日時：2023年7月20日 23時
