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次に訪れたのは、教室だ。
教壇に近い机に座るポムフィオーレ寮生が、次の証人だ。

「なあなあ。オマエ、こないだ大怪我しかけたヤツだろ?ちょっと話きかせてくれよ」
「グリム!あなた、直球すぎるわよ!」

だが、オブラートを包むことすらしないグリムの発言に、2人の顔色が変わる。

「いきなりなんなんだい、キミたち」
「彼はマジフト大会に最高のコンディションで出られないことに傷ついているんだよ!」
「何て無神経なんだ。傷口に塩を塗り込むような真似を。決闘だ!手袋を拾いたまえ!」
「待ってちょうだい!私たち、あなたたちと決闘するために来たわけじゃないのよ!」

懐から手袋を取り出して叩きつけようとするポムフィオーレ寮生にストップをかけると、彼は私の顔を見て息を呑むとそのまま手袋をしまい込んだ。

「私の寮生がとんだ無礼を働いてしまって申し訳ありません。私たちは学園長から最近多発してる事故について調べるように言われています。これ、お見舞いの品です。よければ受け取ってください」

バスケットからラッピングされたクッキーを見せると、手袋先輩(名前知らないの)は少しだけ気まずい顔をするも受け取った。

「ふんっ。美しいレディにそこまで言われたら……仕方ない。あの日のことを教えてあげよう」
「あれは実験室でのことだ。薬を煮出してる鍋を急に彼が素手で掴んでしまい教室は騒然さ!しかも薬をひっくり返して机の上はびしゃびしゃ。僕は本当に驚いたよ!」
「全部キミがしゃべるのかい!?」
「ふむふむ。なるほど」
「お大事に……」

何故か手袋先輩の隣にいた友人が語って、苦笑いを浮かべながら教室を出た。

(それにしても、ハーツラビュル寮にポムフィオーレ寮……まだ2人目だけど、所属寮はバラバラね)

時間も現場も違うみたいだし、犯人は一体どのタイミングで狙ってるのかしら。
だがまだ話を聞く相手は8人もいるのだ。気を引き締めながら、私は次の場所へ向かった。

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ブロッサム(プロフ) - かしこまりました!ご報告ありがとうございます! (2020年12月17日 20時) (レス) id: d825f142fb (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - もし見落としなどありましたら申し訳ありません。特にメイデーア要素について記載していなければ、検討の程よろしくお願いいたします。しつこい連投失礼しました。 (2020年12月17日 19時) (レス) id: cb75c43f0e (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - 連投失礼します。今の状態ですと、そんな気は無くてもメイデーアを知っている人にとってはパクリのように感じてしまう方も居ると思います。一応こちらの方でも全章注意書きを確認させて頂きましたが、見当たらなかったので今回投稿させて頂きました。 (2020年12月17日 19時) (レス) id: cb75c43f0e (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - はじめまして、この章までですが読ませていただきました。私もメイデーア転生物語を読んでいます。コメントに『メイデーア要素が入ってますよね』という問に『そう』と答えていますが、良ければ注意書きに『メイデーア要素あり』といったことを書いて頂けると幸いです。 (2020年12月17日 19時) (レス) id: cb75c43f0e (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そうなんですよ!知ってる人にはわかるものなんですね! (2020年12月11日 18時) (レス) id: be455224a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2020年11月19日 1時

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