検索窓
今日:60 hit、昨日:14 hit、合計:6,151 hit

EPISODE7-88-11 通訳はかなり大事 ページ23

上り坂を登り切ると、建物らしきものが見えた。

「森の先に建物が見えてきた。あれがヴァンルージュ殿が言っていた野営地か?」
「「「ギャギャー!!ギャルル!!」」」
「みたいですね。近衛兵もいます」

野営地から見張りらしき近衛兵がおり、彼らは妖精語で話していた。

「オーイ!リリアを連れてきたんだゾ。早く手当てを……」

グリムが大声で叫んだ直後、野営地から魔法が飛んできた。

「「「!?」」」
「ニンゲン、テキ!ナカマ、カエセ!」
「げっ!オレ様たち、敵だと思われてるんだゾ!」
「まずい……妖精語が理解できるセベクはいないし……」
「翻訳に頼り切っていた弊害がこんなところで……!」

完全に敵認定されて、困っていた。
しかし直後、とてつもない轟音が野営地を襲った。

「「「!?」」」
「妖精どもの野営地を見つけたぞ!総員、突撃ー!」
「はっ!あの人間が持っている大きな黒い卵……まさかドラゴンの卵ではないか!?」
「山に入った15隊のうち、我が隊が卵を発見できるとは。なんたる幸運!」
「必ず手に入れろ!かかれー!」
「「「ギャギャーッ!フェルメ!ガルルル!」」」

さらに面倒くさいことに、『銀の梟』の登場のせいで、混戦状態になっていく。

「ぐぬぬ〜!どいつもこいつも、話をややこしくしやがって!」
「こうなっては仕方ない。グリム、A、切り抜けるぞ!」
「言われなくても!」

片手でマジカルペンを持ちながら、途中で近衛兵に敵としてやられかけながらも『銀の梟』を倒してくる。
倒れた際に捕獲として足首を掴まれ、思わず兜がへこむほどの蹴りを入れて呻き声を聞いたが、あれは向こうが悪い。

*→←EPISODE7-88-10 過去を語る



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます! (1月7日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
only07(プロフ) - ブロッサムさんのお話一気読みしてしまいました!陰ながら応援しています〜。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます! (1月7日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。18ページのシルバーのセリフの【休憩】が【旧姓】になってます。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 82bb734709 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - お待たせしました!無事更新です! (1月4日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年12月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。