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EPISODE7-88-9 少年との約束 ページ20

道なりに進んでいると、前方で見たことないローブ集団が現れた。

「!!いたぞ、右大将とドラゴンの卵だ!」
「はあぁ……貫け、氷よ!」

ローブの1人が躊躇なく魔法を放つと、シルバー先輩が警棒を抜く。

「させるか!ハァッ!」
「なにっ!我が魔法を弾いただと!?」

男は魔法が防がれると思っていなかったのか、ひどく驚いている。

「アイツら、他の国から呼ばれたっていう魔法士か?」
「そのようだ。防衛魔法の授業が役に立ったな。奴らの魔法は、俺が防ぐ。グリム、攻撃を頼めるか」
「おう、任せとけってんだ!」
「じゃあ私は、卵を守るのに徹します!」
「ああ、頼んだ!」

そうして2人の連携によって魔法士集団は倒れていく。
魔法の腕はこちらが有利らしく、この人数でも対処はできた。
そうしてまた歩き出すが、雨と森の中のせいで方向感覚がおかしくなり、気づけば海に近い場所にきていた。

「オイ、シルバー。本当にコッチで合ってんのか?海が見えてきちまった。なんか道に迷ってる気がするんだゾ〜」
「この悪天候の中じゃ、迷っても仕方ないわよ……」

そう思いながら進んでいると、ガサッと茂みが揺れて振り返る。
そこには、雨具用のローブを着た妖精の少年がいた。

「……あっ!に、人間!?」
「!!近くの漁港に住んでいる子どもか?こんな雨の中で何をしている?危ないぞ。家に戻ったほうがいい」
「お前が背負ってるの……もしかして、右大将様?右大将様、お前に負けちゃったの?」
「あ」
「えっ?いや、これは……」
「こ、この!人間め!よくも右大将様を!」

*→←EPISODE7-88-8 敵への奇襲は躊躇なし



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ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます! (1月7日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
only07(プロフ) - ブロッサムさんのお話一気読みしてしまいました!陰ながら応援しています〜。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます! (1月7日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。18ページのシルバーのセリフの【休憩】が【旧姓】になってます。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 82bb734709 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - お待たせしました!無事更新です! (1月4日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年12月1日 0時

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