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EPISODE7-49 奔走テクノロジカル! ページ15

No side

48時間後、『S.T.Y.X.』の管制室モニターから音声アナウンスが入った。

『テスト用通信衛星より、ORTHO(オルト)の構成データの受信を完了しました。プログラムの再構築を開始します。48%……85%……完了』

システムがその告げた直後、管制室に大きく伸びをするオルトのホログラムが現れる。

『うぅ〜〜ん!やっっっと戻ってこられた!まだデータの配列がバラバラになってる感じするよ。現在時刻は朝の5時か。あれから賢者の島はどうなったんだろう?兄さんは……』
「…………戻ったのか、オルト」

そう1人呟いていた時、机の下から主任が出てきた。

「うわっ、父さん!びっくりした!オレペーターの机の下から這い出して……そんなところで何してたの?」
「作業が終わらなくて、本部に泊まり込んでいた。これから私は、輸送機に乗って黎明の国に立てられた特設災害対策本部へ向かうところだ」
『僕がデータを転送してる48時間、状況に変化は?』
「『S.T.Y.X.』、魔法機動隊(マジカルフォース)……それから、茨の谷の王室の助力も得て、マレウス・ドラコニアが作り出したエネルギーフィールドを突破しようと試みた。が……。
 物理・魔法攻撃共に一切通用しない。人間も妖精も、近づけば表層を取り巻く茨によって絡め取られ、エネルギーフィールド内に引きずり込まれてしまう。
 現在は領域外周を我々の魔法障壁で囲み、侵食を食い止めてはいるが……完全に抑え込むことはできておらず、領域は今なお拡大し続けている。
 賢者の島は他の大陸と距離があるから、甚大な被害は免れているものの……時間の問題だな」

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ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)+ティア(涙)を合わせただけです! (7月4日 21時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか? (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年6月7日 0時

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