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何かに気付いたシルバー先輩が続きを言おうとした直後、
「伝令――――――――！！！」
鼓膜を震わせるほどの大声が森中に響き渡る。
現れたのは、ワニの面を被った戦士。
でも、その姿がとても既視感があった。
「申し上げます！右大将殿！！」
「うるせぇぞ、バウル。今度はなんだ」
「……バウル？」
「！！バ、バウルだと！？」
「どーしたんだゾ、A、セベク。今来たヤツ、まさか知りあいか？」
「あー……えっと……」
「い、いや。……でも、まさか……」
目の前の戦士――右大将が告げた名に、私とジグボルトくんが反応を示す。
いや、正確には私の中にある『月虹の魔女・ルナティアの記憶』だ。
困惑する私たちに、バウルと呼ばれた戦士はこちらを見た。
「ん？何だ貴様らは。むっ！その丸い耳は……まさか『鉄の者』か！？」
面越しで目を吊り上げた気配を感じた直後、バウルさんは私を見てびくりと肩を震わす。
「って……ルナティア！？貴様、何故ここにいる！？この『鉄の者』は貴様の連れなのか！？」
「あ、えっと、私は……」
ルナティア――月虹の魔女を知っているらしいバウルさんの質問に、私がなんて答えようと考えた時、右大将が横入りした。
「ただの迷子のガキだ、放っておけ。それで？」
「……はっ！！では、申し上げます。森の警備にあたっていた者から『銀の梟』の報告が」
「『銀の梟』……？」
さっきから出てくる『銀の梟』。
どういう集団なのかわからないが、彼らの敵対勢力だということは理解できた。
「奴ら、魔の山の麓に天幕を張り、あたりを荒らしているようです」
「チッ……懲りない奴らだ。行くぞ、蹴散らしてやる」
「待ってくれ！！」
「あ？」
右大将たちが去ろうとした直後、シルバー先輩が制止をかける。
面越しから右大将たちに睨まれながらも、シルバー先輩がとんでもないことを言い放つ。
「おっ、俺たちを……あなたたちに同行させてほしい！」
EPISODE7-57 唐突リクエスト！→←EPISODE7-56 苛苛ウォリアー！
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ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)＋ティア(涙)を合わせただけです！ (7月4日 21時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか？ (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年6月7日 0時
