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「まったく、探したぞ……おっ？そこに見えるはイグニハイドの新寮長、イデア・シュラウドではないか」
「へぁっ……ど……ども……」
「寮長同士で親睦を深めておったのだな。良きことじゃ」
「い、い、いや……そういうわけでは……」
「じゃが、もうすぐ入学式が始まる。寮長、それも3年生のお主らが揃って遅刻では示しがつかんぞ」
「そうだな。では、鏡の間へ向かうとしよう」
マレウスとリリアが中庭を出る姿を見て、イデアはその場に立ち尽くしながら黙り込む。
「………………あれ？なんか………このシーンどこかで……」
この光景にデジャヴを感じるイデアに、マレウスは訝し気に振り返る。
「シュラウド？どうした？」
「あ、いや……なんでもない、デス」
「ふふ……変なやつだ」
そう笑うマレウスは、どこか探るような目でイデアを見つめた。
鏡の間で入学式と寮分けを行う。
いつもならばハプニングがあるが、今回は珍しく大人しく終わった。
「――さ、これで入学式と寮分けは終わりかな？いいかい新入生たち。ハーツラビュル寮ではボクが
リドルは相変わらず物騒な物言いで寮生に言い。
「……ふぁ〜あ。やっとかったるい式が終わった。さっさと寮に戻るぞ。サバナクロー寮、付いてこい」
レオナは気だるげに寮生を連れて。
「新入生のみなさん。この度は入学おめでとうございます！みなさんが充実した学園生活を送れるようオクタヴィネル寮寮長として精一杯サポートさせていただきますよ」
アズールは胡散臭い顔で挨拶する。
その光景をイデアは他人事のように見ていた。
(……………なんか、身構えてた割に拍子抜けするくらいあっさり終わったな。もちろん、何も起こらないことに越したことないんですが)
「シュラウド寮長。そろそろイグニハイドも移動を始めましょう」
「あ……りょ。じゃあ新入生は僕についてきて」
1つ下の寮生に声をかけられ、イデアも他の寮長と同じように引率する。
その時、ちょうどディアソムニア寮がいる区画がざわめいた。
「僕はマレウス・ドラコニア。ディアソムニア寮の寮長だ。お前たちの入寮を歓迎する。後についてくるがいい」
マレウスを前にした寮生たちは、圧倒的な迫力に息を呑むか、感激のあまり涙を浮かべる。
その光景をイグニハイドの寮生たちは遠巻きに見る。
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ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (6月1日 14時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。42ページの【森】が【盛り】になっていました。 (6月1日 13時) (レス) @page42 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ああ、確かに似てますね！ (5月29日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 来ました！更新！メインストーリーを読んでいると、鬼滅の刃無限列車編みたいだなぁと思いました。 (5月29日 14時) (レス) @page35 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 来ましたね！更新が再来週の月曜日になりますが、しばらくお待ちください。 (5月20日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年3月11日 2時
