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そうして、イデアは唯一のネトゲ友だちと一緒にクエストをする。
時折食事という名の休憩を挟み、いつの間にか時刻は夕方までに差し掛かっていた。
【ネクラ侍：では拙者本日はこのへんで。お付き合いあざっした！】
【マッスル紅：こちらこそ今日も楽しかった。では、また。】
【マッスル紅がログアウトしました。】
ログを見て、イデアは椅子にもたれながら息を吐いた。
「ふぅ。ちょっとデイリーを済ますだけのつもりが盛り上がってサブクエまで制覇してしまった。激レア素材を譲ってもらえたおかげで、新しい装備も作れたし……今日は良い日ですなぁ。……っと。そろそろ着替えて準備しないと」
椅子から立ち上がり、クローゼットに行くもその前でため息を吐いた。
「あー、入学式とかいう全校生徒の集まるめんどくささしかないビッグイベント。せっかくの良い日が一転、最悪の日になる予感がする……いやになりますわ。オルトが楽しみにしてなければ、誰が…………ん？」
そこまで言って、イデアは首を傾げた。
「いや、オルトは関係ないだろ。オルトが入学するのはロイヤルソードアカデミーなんだから。何言ってんだ、僕」
違和感がある言葉に首をさらに傾げるも、イデアはそのまま頭を横に軽く振った。
「……まぁ、いっか。とにかく、式典服に着替えよ……って、去年の日付のクリーニングタグついとる。クローゼットの肥やしすぎワロタ」
気のせいだと思いながら、イデアはクローゼットを開ける。
私服が大量に詰め込まれた奥にあった式典服を出すと、服についていたタグを見て苦笑する。
それをちゃんと外してから、イデアは式典服に着替えるのだった。
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ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (6月1日 14時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。42ページの【森】が【盛り】になっていました。 (6月1日 13時) (レス) @page42 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ああ、確かに似てますね！ (5月29日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 来ました！更新！メインストーリーを読んでいると、鬼滅の刃無限列車編みたいだなぁと思いました。 (5月29日 14時) (レス) @page35 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 来ましたね！更新が再来週の月曜日になりますが、しばらくお待ちください。 (5月20日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年3月11日 2時
