＊ ページ12
そう空笑いするも、イデアの顔には『寂しい』とはっきり書いてあった。
それを見たオルトは、ある提案を思いついた。
「そんなこと言わないでよ、兄さん。――あ、そうだ！ねえ、僕がマッスル紅さんの所在地を調べてあげようか？直接会いに行けばいいじゃない」
「ピピ―――――――ッ！！それは謂れのない誹謗中傷とかを受けた時以外は、絶対やったダメなや―――つ！」
オルトの提案を聞いて、イデアは起き上がると両腕で×を作った。
「そ、それに……拙者なんかが会いに行ったらきっと迷惑するよ」
「ええ？そんなことないと思うけどな……」
「そんなことあるの！拙者のような非リア充の陰キャオタクとオフで遊んでも、楽しいわけないし。………………ウッ。はぁ……無理。あと1万年はベッドから出られない」
また落ち込んだイデアは、そのまま布団に潜る。
ミノムシ状態になりながら、イデアはオルトに伝える。
「オルト、リリア氏の送別会には1人で行って……」
「ふぅ……わかったよ。なるべく早く帰ってくるから。元気出してね、兄さん」
オルトは手を振って、部屋を出ていく。
遺されたイデアは、部屋の電気を消すと、そのまま布団を頭まで被る。
「…………そうだよ。
イデアの本心小さく吐き出した後悔。
一抹の寂寥感を胸に、イデアは布団の中で縮こまるのだった。
EPISODE7-28 噴出エモーション！→←EPISODE7-27 遺憾リレーション！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ツイステ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (6月1日 14時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。42ページの【森】が【盛り】になっていました。 (6月1日 13時) (レス) @page42 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ああ、確かに似てますね！ (5月29日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 来ました！更新！メインストーリーを読んでいると、鬼滅の刃無限列車編みたいだなぁと思いました。 (5月29日 14時) (レス) @page35 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 来ましたね！更新が再来週の月曜日になりますが、しばらくお待ちください。 (5月20日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年3月11日 2時
