EPISODE6-67-22 第3タワー 22話 ページ7
No side
最後の収容所に入った直後、2人は一瞬で闇に包まれる。
今までは照明がついていたのに、ここではなにもついていない。
「非常用の照明もついていない……真っ暗だ。今、魔法で明かりを……」
「待ってください。この暗闇が何者かによって故意に作り出されたものだとしたら、わざわざ居場所を知らせることになる。敵も手強くなってきた。形勢が不利になるのは避けたい。今ここで明かりをつけるのはやめておきましょう」
「わかった。マニュアルによれば……緊急脱出用キーが、収容所内のセキュリティボックスに入っているはずだ。探してみよう」
アズールの言い分に肯定したリドルが、読んだマニュアルの内容を思い出しながら移動する。
そのまま壁沿いを歩いていると、ベチョッ！と何かを踏んだ。
「うわぁッ！」
「シーッ！リドルさん声をおさえて！……おや？このあたり、床になにか液体が飛び散っていますね」
「妙にぬるぬるしているんだ。うっかり踏んでしまって転びそうになったよ。これはいったいなんだ？」
正体を確かめたくても、この暗闇では見えない。
するとリドルは己のマントをつまむと、それにマジカルペンを向けた。
「そうだ。魔法でマントを大きくして、テントのようにすれば……それっ！」
いつもはリドルを簡単に覆うマントが、魔法によってさらに大きくなる。
「アズール、ボクのマントの下にお入り。社交性が高いから、布の舌では明かりをつけられる」
「なるほど、では失礼して……」
リドルの言葉に従い、ごそごそとマントの下に入る。
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ブロッサム(プロフ) - すみません、非公開になってました！公開したのでぜひお読みください！ (2022年10月14日 8時) (
レス) id: d595bb7c63 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 初コメ失礼します！失礼な質問ですが、今公開されてる76、78の間のepisode77が公開されてないと思うのですが非公開になってますか？ (2022年10月14日 5時) (レス) id: d8e7150bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (2022年9月13日 8時) (レス) id: c6af79d659 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - 初コメ失礼します！すみません。アズールの「グリムさん」が「グリムだん」になってます。 (2022年9月13日 7時) (レス) @page1 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年9月12日 22時
