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ルーク先輩の質問に、シュラウド先輩はため息を吐きながら答えた。
「悪の秘密組織ぶるのも飽きてきたから素直に教えてあげるけど、全員呆れるくらいピンピンしてるよ」
「ああ、よかった！！彼らが連れ去られてからずっと、心配で心臓が張り裂けそうだったんだ」
「というか……君たち学園でカローン班に秒で負けたんだろ。勝算ないのに、なんでこんなところまで追いかけて来ちゃったわけ」
「言っただろう、ヴィルの危急存亡のときだと」
呆れたシュラウド先輩の質問にルーク先輩が答えると、シュラウドくんが言った。
「『危急存亡』。辞書によれば、『危機が迫り、生き延びるか滅びるかの重大な瀬戸際』のことだね。
ルーク・ハントさんは何度もその言葉を口にするけれど……ヴィル・シェーンハイトさんは、なにか命に関わる重大なトラブルを抱えているの？」
「いいや……しかし時を失すれば、あるいは。私たちはヴィルの危機的状況を打破するため馳せ参じた。愛する友のためならば、この身がどうなろうと構わない」
……なんか意味深っぽく言ってるけど、ただスキンケア用品を届けにきたのよね？
そこまで重々しく言う必要あるの？？
「どうか、ヴィルにこれを届けてくれまいか……！」
そう言って取り出したのは、合宿でも見たあのスキンケア用品。
でも……あれ、なにかおまじないみたいな魔法かかってない？
「なにこれ？飲み薬……じゃないよね」
「瓶内部の成分をスキャン。主成分は水、ビタミンC、コラーゲン、薬草由来の精油……コレってもしかして……」
「そう！ヴィル愛用のスキンケア用品さ！」
「命にかかわる薬じゃないんかい！！！」
だよね！そういう反応になるわよね！？
というか、この人ツッコミできたんだ！！
「えっ……ほ、本当にただのスキンケア用品？脱走を企てるため、化粧品と偽って危険な魔法薬を差し入れにきた……とかじゃなく？」
「むしろそっちのほうがまだよかったわ……」
「いま全ての成分をスキャンし終わったけど、腐食性の液体や、毒性の強い成分は一切含まれていない。
皮膚に潤いを与える成分や、おまじない程度の魔力は込められてるみたいだけど。本当にただの手作り化粧品みたいだね」
「や、やば……どこからツッこんでいいかわからん」
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時間の止まったリス - ついに今日ツイステ、新しい章の解禁ですね! 続編も楽しみにしてます! 夢主ちゃんの毒舌には毎回笑ってしまいますwww (2022年3月3日 7時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます(*≧∀≦*) (2022年2月13日 19時) (レス) id: 9aaad4e273 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - い、いま、全部読んだんですが、最高すぎます！！！ 毎日読ませていただきます(上から目線っぽく感じてしまったら本当に申し訳ありません)！！ (2022年2月13日 19時) (レス) @page5 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年1月19日 20時
