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No side
イグニハイド寮の寮長イデア・シュラウドの部屋は、他の寮長の部屋とは違い、一般的な家庭の内装をしている。
部屋の広さを利用して弟のオルト・シュラウドの調整用機材が置かれ、ゲーム機やパソコン、それに雑誌や漫画に駄菓子と彼の好きなものがあちこちに乱雑していた。
「あー、今日は1年分の気力を使い果たした」
「お疲れ様、兄さん！今日の研究発表ステージ、本当にすごかったね」
「合成音声による、よどみ一切なしのハキハキトーク。ノールックタイピング・ノーミスパーフェクトのコンボは我ながらスーパープレイでしたわ」
「総合文化祭運営委員長のリドル・ローズハートさんにも自慢できそうだね」
「……まあ、質疑応答が終わった後は秒で会場を離脱し、自室に籠ってるんですがね〜」
椅子に座りながら机の上にある駄菓子をつまみながら息を吐くイデア。
それを見てオルトは勿体なさそうな口調で言う。
「兄さんも文化祭を見て回ればよかったのに」
「高校生の研究発表とか、クラフトとか……レベル低いし、見てもしょうがないんだよなぁ……。それに……」
イデアが何か言おうとした直後、オルトから機械音が聞こえてきた。
「新しいメールを受信しました。どうやら、兄さんの研究発表を見た人たちからのインターンの勧誘メールみたいだ。ＩＴ、通信、魔導工学研究、アプリ開発……あっ！」
メールを確認していたオルトが声を上げ、嬉しそうに報告した。
「すごいや、兄さん！“あの”『オリンポス社』からも来てる！！モニターにメールを展開する？それとも読み上げようか」
「いい。全部ゴミ箱に入れて」
「え？でも……」
有名企業からの勧誘メールすら捨てようとする兄にオルトが戸惑うも、イデアは悲しそうに顔を歪めながら言った。
「いいんだ。僕はどうせ…………どこへも行けやしないんだから」
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ブロッサム(プロフ) - ありがとうございますーーー！！｡･ﾟ･(*ﾉД`*)･ﾟ･。 (2022年2月20日 12時) (
レス) id: 9aaad4e273 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - な゛か゛な゛お゛り゛て゛き゛て゛よ゛か゛っ゛た゛ーーーーー｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2022年2月20日 12時) (レス) @page2 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2021年3月21日 22時
