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オンボロ寮の談話室で、グリムはソファに座りながら深くため息を吐いた。
「はぁ……1月から今日まで、マジで大変だったんだゾ。結局ツナ缶富豪にはなれなかったし……マネージャーとしてこき使われたってのに、働き損だったんだゾ〜〜〜！」
「前もって寮の住居環境を整えて正解だったわね」
あの後、メンバー全員から敗因がルーク先輩の裏切りによるものだと聞いた私は、怒りのままルーク先輩に関節技を決めた。
理由は理解できたが今までの苦労を水の泡にした彼の所業が許せなく、かなり本気でやってしまったが反省も後悔もない。
むしろ、全員からもっとやれコールすらもらった。
ルーク先輩はかなり痛がっていたけど……やはり罪悪感があったのか、素直に受け入れていた。
その後はハルカと連絡先を交代し、みんなが自寮に戻るのを見送り、今に至るというわけだ。
「チクショー！まだ頭ん中で『ヤッホー ヤッホー』が回ってやがる。思い出すとまだ悔しんだゾ！」
「かなり中毒性があるものね、あの歌」
「『ＶＤＣ』が終わって、アイツらが自分の寮に帰っちまったから、なんだか寮が広く感じるな」
「そうね。ちょっと寂しいわね」
いつもに戻ったはずのオンボロ寮は少し静かで、あの合宿がどれほど賑やかで楽しかったのかと再確認させられる。
……今度、1年組でお泊り会しようかしら。
「さーて。風呂も済ませたし、オレ様たちももう寝ようぜ」
「そうね。今日はぐっすり寝て、明日はみんなで色々回りましょう」
文化祭は明日まで続いており、『ＶＤＣ』とオーバーブロットを終えた今、身体はひどく休息を欲している。
グリムの言う通りにし、私は自室に向かった。
その夜。
誰もが寝静まった時間に、どこからかノックの音が聞こえた。
「誰かが……ドアをノックしてる？」
ベッドから降りてドアを開けるも、そこには誰もいない。
首を傾げてドアを閉めた直後、背後で鏡は白く光り出した。
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ブロッサム(プロフ) - ありがとうございますーーー！！｡･ﾟ･(*ﾉД`*)･ﾟ･。 (2022年2月20日 12時) (
レス) id: 9aaad4e273 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - な゛か゛な゛お゛り゛て゛き゛て゛よ゛か゛っ゛た゛ーーーーー｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2022年2月20日 12時) (レス) @page2 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2021年3月21日 22時
