EPISODE5-20 執拗トライアル！ ページ5
門にいた寮生を倒し、談話室に来るとまた別の寮生が立ち塞がる。
「貴様ら、オーディションを通過した者たちだな！」
「正門にいた寮生はやられたか。だが、所詮やつらは小手調べ」
「今度は私たちが相手だ。そう簡単に我らが寮生たちのもとへたどり着けると思うなよ！」
「はあ〜！？呼び出したのはそっちだろ」
「わけがわかんねぇんだゾ！」
「…………さっきから思ってたけど、いい年してるくせにそんなセリフ吐いて恥ずかしくないの？」
「「ぐはっ！！」」
「予想以上に大ダメージを喰らった！？」
思っていたことを言ってみると、寮生2人は胸を押さえながら蹲る。
何故かジャミル先輩が咎めるような視線を向けてきたが、これは絶対に私は悪くない。
精神的ダメージを負った寮生との戦いはこちら側の圧勝。
まぁ、当然よね。
「私はここまでのようだ。無念……」
「最後までお前と共に戦えたこと誇りに思う……ガクッ！」
「おいコラ！そっちから喧嘩ふっかけてきたくせに勝手に悲劇ぶんなよ！」
「同感ね」
倒れた寮生を爪先でちょんちょん突いていると、「それはやめような」と苦笑しているカリム先輩に止められた。
「ポムフィオーレって……ハント先輩といい、なにを言ってるのかよくわからない奴が多い気がする。これが、魂の資質の違いなのか……！？」
「魂というより、価値観や美意識の差だと思うが」
「別の意味の馬鹿ばっかりってことでしょ」
「あっはっは！ウチの学園っていろんなヤツがいて面白いよな〜！」
面白いの一言で片づけるあたり、カリム先輩は大物だ。
その時、前方から足音が聞こえてきた。
「いたぞ！選抜メンバーだ！」
「ポムフィオーレ寮生の誇りをかけてここは通さない！」
「ふなっ！また出てきた！コレじゃキリがねぇんだゾ」
「……ああもう、面倒臭いわね！」
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ブロッサム(プロフ) - 絵が上手くないので難しいです！むしろ誰か描いてください……！ (2021年2月10日 17時) (
レス) id: e227af577a (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月10日 15時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2021年2月8日 16時
