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バルガス先生が号令をかけた後も、周囲はまだざわついていた。
当然だ。引率がああいっても、こうも行方不明者が続出すると不安になるのが人の性だ。
「知らなかったよ。オルトも姿を消していたんだな。でも、イデアが失踪したのは昨日だったような……今日報告したのはなにか考えでもあったのか？」
「イデアさんが逃げたせいで連帯責任を負わされたらたまったもんじゃありません。ですから、最初は自分たちで見つけようと思っていたんです。
ただ、さっきの感じだと責任追及はなさそうですし、あとはバルガス先生に任せれば大丈夫でしょう」
「はは……少しは心配してやったほうがいいんじゃないか？オルトもいないわけだし」
「
今ここにいない部員のことを考えても仕方ないわ。アタシはただ、このキャンプを無事に乗り越えて運動部への強制転部を回避するだけよ」
うーん、この2人って結構ドライよね。
自分の行いは自分で責任を持てっていうスタンスがあるから余計に。
「2人とも冷たいんですね。僕は同じチームのリリアさんのことが気がかりで気がかりで……」
「よく言いますよ。ジェイドだって少しも心配なんてしていないでしょう」
「まあ、オルトもイデアもリリアも……もちろんマレウスも、みんなの言う通り実力はピカイチだ。確かに、俺たちが心配する必要なんてないかもしれないな。
バルガス先生もああ言っていたことだし……明日の最終課題がどんなものかもわからない。悩むより、少しでも体を休めたほうがよさそうだ」
トレイ先輩が上手くまとめたおかげで、それぞれ解散する流れになる。
それをずっと聞いていた私は、バルガス先生とグリムと一緒に自分たちのテントへと戻った。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
