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「い、言い方ァ〜！お金取ってないんだからいいでしょ……」
「それで、公式番組とは？」
「ネット限定で配信されてる『がけも』の3人が体力の限界に挑む教養バラエティ番組です。山登りに川下り、素潜り……無茶ばかりするので視聴者もいつ倒れるかと毎回ハラハラですわ。『【キャンプ動画】がけもの川下り！ 〜火打石で大苦戦！？〜【神回】』は特にオススメですぞ〜」
「事務所に訴えていいレベルですよそれ！？」
ブラック企業も真っ青な内容じゃない！
大丈夫なの？『がけも』のみなさんは！？
「妙にやる気があると思ったら、そういうことですか。アイドルと同じことがやってみたかったと。はあ……なんてくだらない……くだらなすぎて感動すら覚える……。まあいい。動機はともかく、手際は見事なものでした。助かりましたよ、イデアさん」
「お！無事に焚火ができたね」
アズール先輩の発言でお怒り気味になったイデア先輩が何か言う前に、ちょうどゴーストがやってきた。
「課題はクリアだあ！さあ、『バルガスバッジ』を受け取って！」
「これで、1個目は手に入りました。他の課題に行きましょう」
「あー、疲れた。拙者は少し休みますわ」
「寝言は寝て言ってください」
「疲れたって、ただ部員に指示してただけじゃねーか……」
「こうしてみると、レオナ先輩がどれだけマシだったかわかるわ……」
そそくさと焚火のほうへ行ってしまったイデア先輩に呆れた後、私たちは映画研究会のほうへ向かう。
「映研の調子はどうなんだゾ？」
「こっちも火をつけ終わったよ。道具もある程度用意されたし、そこまで苦労しなかったかな」
「楽だった、とは言えないけどね。重たい薪をここまで持ってくるだけで重労働よ。……ん？」
ヴィル先輩が肩を回しながら言った直後、森の方から妖精が現れた。
しかも、『またお前たちか！許さんぞ！』と言わんばかりに威嚇している。
「なによ、この妖精。威嚇しているように見えるけど……」
「あ、思い出した。このあたりの妖精、火をつけると怒って襲いかかってくるんだゾ」
「せっかくつけた火を消されないよう、脳筋プレイで全力死守してくださいね！」
「そういうことはもっと早く言いなさい！」
そう言った直後、焚火がついた各所から妖精が襲いかかり、文化部も脳筋プレイで対処せざるを得なくなった。
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
