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「2つ目は『食』！ドワーフ鉱山の生態系を知り、食事も自分たちで用意するんだ。湖畔で魚を捕まえ、保存食を作れ」
「保存食かぁ……普段、自分で飯を作らないから難しそうだな」
「魚はそう簡単に釣れるものではないし優先して取り組んだほうがいいかもしれんのう」
あら、前は調理だったのに、保存食作りになってる。
やっぱり文化部と運動部では課題の内容に差異があるようだ。
「3つ目の課題は、『学』！授業で学んだことを実地で活かし、より理解を深めるんだ。鉱山内部にある坑道へ行き、魔法石を採掘しろ。大きさは1立方センチメートル以上。重さは3グラム以上のものを見つけるんだ。それより小さい欠片では、課題のクリアは認めないからな！」
う、やっぱりこの課題はあるのね……。
二度あることは三度あるっていうし……念のため、鉱山に行く時は気をつけないと。
「しおりに書かれた地図を見ろ。そこに、今説明した3つのエリアが載っている。どこからクリアしても、誰が挑戦しても構わない。課題に必要な釣り竿やツルハシも貸し出すから、自由に持っていけ。
制限時間は日没まで。それまでに3つの課題をクリアしてバッジを手に入れるんだ。一応、ゴーストたちに今回は判定を緩めにするように伝えてあるが……運動強度は変わらん。心して挑めよ。それでは……始め！！」
バルガス先生の号令によって、それぞれが課題の進捗計画を話し合う。
「さてと……俺たちはどの課題から進めようか」
「食料確保や火起こしは私が慣れているから後回しでいいとして、まずは魔法石の採掘はどうかな？」
「ああ。採掘の経験者は流石にいないだろうし、先に済ませたほうがよさそうだ」
「僕も賛成だ。坑道の内部がどうなっているのか興味もある」
「はは、なんだか観光に来たみたいな感じだな」
「いいじゃないか、せっかくだから風景を楽しみつつ、鉱山へと向かおう」
どの部もそれぞれが最優先にする課題を出して、次々とエリアへ向かう。
「よーし！オレ様たちも、3つのエリアを回ろうぜ！」
「ええ。それじゃあ……記録係の仕事をしますか」
ゴーストカメラを構えながら、私とグリムは指定されたエリアへと向かった。
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
