＊ ページ16
ヴィル先輩のファッションチェックを聞いていると、アズール先輩がやってきた。
薄紫を基調とした、タイトなデザインをしたキャンプウェアだ。
「ふふ……こうやって着替えてみると、キャンプもそこまで悪いものではない気がしてきますね」
「テンション高いね、アズール氏……。それ、自分で選んだの？」
「ええ。何着か衣装が用意されていたので僕のイメージに合ったものを選びました」
「確かに……アズール氏っぽい、落ち着いてて小賢しそうな色してますな」
「色合いもそうですが、この胸のところにあるタコのロゴが個人的にお気に入りです。陸上用アウトドアのウェアに、海の生物であるタコを配置するという、その志が素晴らしいい」
「その志、アズール氏以外に響きようがなくない！？それ本当に既製品か！？まあ、似合ってるとは思うけど……あーあ。装備系がもらえるなら拙者も本気でやればよかったですわ。あーあ！本気さえ出せてればなー！」
「イデアさんが本気でやっても優秀者に選ばれたとは思いませんけどね」
ボードゲーム部の面々は、色々とうるさいけど楽しそうね。
「トレヴィアン！みんな、美しいじゃないか！華麗に舞う蝶々のようだ！」
「あれ？トレイくんがいなくない？まだ着替えてるのかな」
「主役は遅れてやってくるものさ。ほら、ちょうどおでましのようだ」
「やめてくれ、ルーク……どうしてそんなにハードルを上げるんだ……」
ルーク先輩の言うとおり、トレイ先輩がやってきた。
緑を基調としたキャンプウェア、頭には黒のニット帽を被っていて、帽子があると一気にトレイ先輩らしさを感じる。
「……あんまり注目しないでくれよ。目立つのは苦手なんだ」
「オーララ！そんなに似合っているのに、縮こまってしまっていてはもったいないよ！小葉を思わせるビビットなグリーンに、花弁のようなレッドが美しい。まさしく、薔薇の
「そ、そうか……具体的に褒められると、どう反応していいのかわからないな」
「ルークくんの言う通り、トレイくんいいじゃん！いつもよりかなりスポーティーで、雰囲気変わる〜！これはリドルくんたちにも見せてあげないと……ってスマホがないんだった。Aちゃん、グリちゃん、写真撮ってあげて！」
「もちろんです。似合ってますよ、トレイ先輩」
「おいよせ。お前までケイトに同調してからかうなよ。まあ、気持ちだけもらっておくか。ありがとう」
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
