EPISODE1-5 『バルガスバッジ』 ページ15
みんなが休憩している間、優秀者に貰えるアイテムについて盛り上がっていた。
「あ〜あ。いいなぁ、トレイくんたち。キャンプウェアが貰えるって知ってたら、もっと頑張ってたのに」
「くふふ、わしらは少しのんびりしすぎたのう」
「おっ……着替え終わったみたいだぞ！」
カリム先輩の言葉に、全員が優秀者が向かった先を見る。
最初に来たのは、ジェイド先輩。グレーを基調としたキャンプウェアは、スタイリッシュでありながらも、長身の彼に似合っている。
「お待たせしました。いかがでしょう？」
「おおーっ！すごいオシャレ！」
「全体的にシックにまとまっておるし、ボディバッグの明るい水色の差し色がかわいいのう」
「この水色の部分は蛍光素材になっているんですよ。山の中では視認性が大切ですからね。ジャケットも丈夫な素材なので、枝や木の葉で破けることもなさそうです」
「ん？バッグにつけたそのキーホルダーはどうしたんじゃ。それも報酬か？」
「これは私物です。可愛いでしょう？」
あ、ジェイド先輩がつけてるあのキーホルダー、フロイド先輩のものとそっくりだ。
相変わらず仲がいいなぁ、と思っていると、今度は青紫を基調としたキャンプウェアを着たヴィル先輩がやって来た。
「さすが、ヴィル・シェーンハイトさん！よく似合ってるよ！」
「最初はあのバルガス先生が選んだ服だから、機能性重視のイモっぽいものかと思っていたけど……アウトドアだって、シルエットに妥協はしたくない。アウターはコートタイプでゆったりと。遊び心溢れるカラーが、自然の中で解放された、あなた本来のエネルギーに寄り添ってくれるはず。
もちろん機能性も忘れないで。風だって荷物だって気にならない、アクティブタイムを楽しむための工夫がたくさん。意外と悪くないじゃない。ただ、どことなくクルーウェル先生寄りのセンスね。衣装を選ぶときに手伝ってもらったのかしら」
「まぁ、この分野ではクルーウェル先生なら確実でしょうしね」
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
