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セベクはデュースと同じで、目標があるとそのまま全速力で行くタイプ。
そのせいで、一度決めたことは曲げないため、こうなったら結構面倒臭い。
「この辺りでは、ティーブレイクをとっても大事にしているんだ。甘いデザートを食べながら、紅茶やコーヒーを飲む。そうやって友人や家族との会話を楽しむんだよ」
「セベクくん。せっかく豊作村に来たのですから慣習に従いましょう」
「……わかった。小休止にしよう」
エペルとジェイド先輩に言われ、セベクはようやく折れた。
「この先にエイドステーションがあるから僕、飲み物を貰ってきますね」
「ふな？エイド……なんとかってなんだ？」
「マラソンや自転車レースなどで水や食べ物を補給する場所のことだな」
「そう。前日は僕たちみたいに練習するチームが多いから、軽食を用意してくれているんだ」
「わはは！なかなかサービスいいんだゾ！」
「『ケルッカロト』当日には、おばあちゃんが僕たちに食べ物や飲み物を渡してくれるよ。おばあちゃん、僕たちのチームを全力でサポートするって言ってたから」
「ええ。容易に想像できます」
うん、本当に想像できるわ。
あの剣幕をしながらも、色々とサポートしてくれる姿が。
「エイドステーションでぬいぐるみのメンテナンスもするし、レースの状況とかも教えてもらえるんだ」
「それは助かる！」
「よかったら、Aサンやグリムクンも手伝ってくれない？」
「おう！任せろ！」
「ほう。グリムのことだから、面倒がって断るかと思ったぞ」
「エイドなんとかに行けば食い物や飲み物があるってことだろ？」
「あるけど、グリムクンだけの分じゃないからね！」
「全部食べたらアンタを丸焼きにして提供してやるわよ！」
「ふなっ！？」
念を押すと、グリムは悲鳴を上げて震える。
だって、そうまでしないとエイドステーションの食べ物を全部食べ尽くされそうだもの。
「グリムは常に目を光らせるとして……もちろん、手伝うわよ」
「よろしくね。エイドステーションでの、スタッフとのやり取りで、レース展開が変わることも多いんだ」
「責任重大だな、A」
「そうね……ま、いつも通りやるだけよ」
「それじゃあ、行ってきますからちょっと待っててください！」
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ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (2023年3月1日 21時) (
レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 続き、15ページエペルのセリフ『開催する年』が『開催する都市』になっています。 (2023年3月1日 17時) (レス) id: d9657aee6a (このIDを非表示/違反報告)
ミア - いくつか訂正があります。イベントストーリー25、42ページ『型紙』が『髪型』になってます。 44ページのイデアのセリフ『しゃあなし』が『じゃあなし』 イベントストーリー26、5ページのエペルのセリフ『モルン山で採れる木』が『気』 に (2023年3月1日 17時) (レス) @page22 id: d9657aee6a (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (2023年2月23日 15時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 面白いです！続きも頑張ってください！応援してます! (2023年2月23日 15時) (レス) id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年2月21日 1時
