【ツイステ】魔に愛された少女はねじれた世界を生きる Event Story14 (ページ25)

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キャンプ場で待っていると、ラギー先輩たちが帰ってきた。
彼らも私たちと同じで、状況が飲み込めないのか混乱している。

「お！ラギーたちが帰ってきたんだゾ！」
「みなさん、お疲れ様です」
「グリムくん！カンナくん！他の、いなくなったみんなもいる……」

ラギー先輩の言う通り、ここには昨夜集まったみんながここにいる。
もちろん、エースたちの姿はない。

「全員無事だったんッスね！？」
「気付いたら、森の中の木に縛り付けられていたんだ……」
「ボクもだよ。あっという間に気が遠くなったと思ったら、目が覚めたときにはもう森の中で……ついさっき、ゴーストたちに縄を解いてもらったんだ」
「シュールでしたよね……。全員が木に縛り付けられていた図……」

しかもどの人とも近い場所に縛られてたから、冷静に見るとかなりアレだった。

「ラギーサン、いったいどこへ行ってたんです……？というか、なにが起きたんですか？」
「ごめん、オレもさっぱりッス……」
「全員揃ってるな！」
「バルガス！？」

突然現れたバルガス先生。
しかも恰好がいつもの赤いジャージではなく、ちょっとおしゃれな黒いジャージ姿になっていた。

「混乱しているやつもいるみたいだから、説明してやろう。たった今、『バルガスキャンプ』最終日に予定していた最終課題が終了した！」
「最終課題……？」

それって、3日目にやるはずの？
全員が話の内容を聞いてざわつく中、バルガス先生は話を続ける。

「最終課題は……『闘』！未知なる危機や障害に直面しても、知恵と筋肉を使い、冷静に乗り越えるんだ。友人が行方不明になり、頼りがいのある教師も失踪……そんな中、現れる強大な敵！お前たちがこれらの状況に対して、どのように対処するかを見極めさせてもらった。それが、最終課題の全容だ」