EPISODE5-10 やめてくだされー! ページ44
No side
ヴィルたちから離れた席では、他の3年生たちがいた。
「ねーイデアくん。その頭じゃ食事ムリじゃない?絶対とったほうがいいって」
「いえ、拙者賑やかなハロウィーンでもう胸がいっぱいなんで。食事はいいんで」
「そんなことを言って、本当は腹が減っておるのじゃろう?どれ、わしが兜の隙間から美味しそうなテリーヌをねじ込んでやろう」
「結構です!兜があるから大勢の前でもなんとか平静を保ってられるんだ。放っておいてくれ!」
「2人とも、別に無理強いしなくても……」
イデアの兜を外そうとするケイトとリリアに、トレイが苦笑しながら間に入り止めようとした。
その時、ちょうどゲストたちがやってきた。
「あっ、植物園のスケルトンだ!」
「ん?」
ケイトが首を傾げた瞬間、イデアと一緒にゲストに取り囲まれた。
「スケルトンの仮装、怖くて、かっこよくて……最高でした!」
「私は図書館のプロジェクションマッピングが好き!家に帰ったら『パンプキン・ホロウ』見てみます」
「龍の迫力、ほんっとにすごかった!しかも最後のパレード……最高に盛り上がりました!」
「ナイトレイヴンカレッジのハロウィーン本当に面白かった!」
「絶対にまた遊びにきます!」
「あはは、そんなに目をキラキラさせることじゃないって〜。大袈裟だなあ」
「ふひひっ。なにそれ。“絶対”とかそんな簡単に言っちゃっていいんでござるか〜?」
苦笑しながら謙遜するケイト、早口で語るイデア。
いつもらしくない2人の反応に、リリアがにやりと笑った。
「2人とも…………さては照れておるな?」
「いやいや、そんなわけないじゃん!」
「そうでござるよリリア氏!拙者そんなピュアじゃないですし」
必死に否定する2人にリリアはカラカラと笑う。
「ケイトはともかく、イデアは顔が見えないから照れ隠しなのかどうか俺には全然わからない」
「そうだにゃあ。もっと歌い出すぐら喜びゃあーいいのに」
「ははは。歌はやりすぎだけど……ってチェーニャ!?いつの間に来てたんだ!?」
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ブロッサム(プロフ) - 応援ありがとうございます! (2021年8月30日 22時) (レス) id: 997a0f1e43 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 祝スケモン(スケアリーモンスターの略)編完結! マジモンがザマァする様はどの寮もスカッとしますよねぇ 本編も番外編も更新頑張ってください!! (2021年8月30日 22時) (レス) id: 9cb0f7fda6 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - それは次回のお楽しみです☆ (2021年8月17日 22時) (レス) id: d825f142fb (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - マジモン(マジカメモンスターの略)は最後どんな恐怖が待っているのか楽しみです (2021年8月17日 22時) (レス) id: 9cb0f7fda6 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます! (2021年8月12日 12時) (レス) id: 7a29d19501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブロッサム | 作成日時:2021年8月11日 22時