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寮に着き、荷物を置きに部屋に行き、自分のベッドにダイブした。
「…つかれた〜」
コンコン
扉を開けにいくと、そこには至が立っていた。
招き入れようとすると至は珍しく断った。
至「明日、水族館とかどう？」
「あ、いいね！水族館」
そのあと時間を決めると、至は私に早く休むように伝え、自室に戻っていった。
服装…どうしよう…。
私はクローゼットを開け、ワンピースをベッドの上に並べた。
コンコン
幸「Aー」
幸は扉を開け勝手に入ってきた。ノックの意味あったのか。
幸「げ、なにしてんの」
「服選び。あ！幸、手伝ってよ」
幸「え〜」
「明日、水族館デートなの」
幸「は？誰と」
「至」
幸「あのインチキエリートめ」
「このワンピースどうかな？」
幸「背中開きすぎ」
「そう？」
じゃあこれは？と見せると、セクシーすぎと言われた。
幸「このゆるめのシャツワンピに、そのパンツとそのパンプス」
はいと渡してくる幸。
私は言われた通りにワンピースとパンツを体に当てて、鏡の前に立つ。
幸「いいじゃん」
「うん！ありがと、幸」
はいはいと言い幸は部屋を出ていった。あれ、何か用事だったんじゃ…？
翌日の朝、言われた時間に玄関に行くと、既に至が待っていた。
黄土色のチェック柄のゆるめのセットアップに白のシャツを中に着ていた。
いつもと少し違っていて、少しドキッとした。
至「姫、お手をどうぞ？」
ドキ
私は何も言わずに手を取り、靴を履き、そのままエスコートされながら車に乗った。
いつもの至と違うと少し緊張してしまう。
至「緊張しないで」
そう言うと私の頭を2、3度撫でて、BGMをかけてくれた。
曲はデ○ズニーメドレー。
至、絶対普段聴いてないでしょ、これ。
ギャップに少し笑ってしまった。
至「よし、じゃあ出発しまーす」
「はーい！」
私たちはサングラスをかけ、至は車を走らせた。しばらくすると海が見えてきて、海岸沿いに走ってくれた。
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作者名：桜 | 作成日時：2020年1月28日 1時
