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騒がしい1日が今日も始まる。
ガチャ
扉の開く音とともに近づいてくる足音。
そして後ろから抱きしめられる。
もう見なくても誰かわかる。
「至、離れて」
至「…まだ無理」
毎朝何故か抱きしめられる。
挨拶程度のハグなら全然なんだっていいんだけど、至のは長い。
私は少しため息をつき、背伸びをして、至の頬にキスをする。
チュ
少しわざとめにリップノイズを鳴らすと、至は満足したのか離れてソファに座りにいった。
臣「毎朝、ご苦労様」
「臣〜、」
臣は毎朝、この光景を横目に見ながら、一緒に朝ごはんを作ってくれる。
ゾロゾロとみんなが集まってくる。
ギュー
突然、また誰かに抱きつかれた。
三角「A〜おはよ〜」
「おはよ、三角」
三角「A、いい匂い〜」
「三角の好きな三角のおにぎりあげるから、手伝ってくれる？」
三角「わかった〜」
料理をテーブルの上に運び、みんなで朝ごはんを食べるんだけど、いつも席の争奪戦がある。
主に至、万里が言い争うんだけど、それを無視して三角がいつも私の横に座ってご飯をおいしそうに食べる。
その笑顔にいつも私は癒される。
紬「Aは扱い方が上手いよね」
「そう？」
なんて言ってるとすっと私の片方空いていた席に密が座った。
密「……ふぁ」
至・万里「「あーーー！！」」
密「……なに」
「密、今日、はやいね」
密「……まだねむい、」
そう言うと私の肩に頭を乗せて寝始めた。
こういうことはよくあるので、私は気にせずに食べ進め、食事を終わらした。
私が食べ終わっても起きなかったので、誉に代わってもらって、私はスクールバッグを持って、玄関へ向かった。
至「A、送ってくよ」
万里「いや、俺と一緒に行くから」
「…行ってきまーす」
後ろから追いかけるように2人がやってきたが、また言い争いになっていたので、私は無視して、家を出た。
咲也と真澄が後ろからやってきた。
咲也「Aちゃんも、毎日大変だね」
真澄「……好き」
「なんで、いつも2人は喧嘩するんだろうね」
真澄「監督のことも好きだけどアンタのことも好き」
こんな感じの朝を毎日過ごしている。
休み時間は、すぐに真澄か万里が来る。
お昼ご飯は屋上でいつも、みんなで食べている。
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作者名：桜 | 作成日時：2020年1月28日 1時
