相対する情 4 ページ42
ツナ「あっ…バジルくん！それにディーノさんまで！！」
バジル「沢田殿！こちらにいましたか！」
駆け寄ってくる2人に10代目が目を白黒させる。
ツナ「ディーノさんがまだ日本にいるのは知ってたけど…なんでバジルくんがここに？」
バジル「拙者は親方様に命じられ、先日の襲撃の件を調べていたのです。
そして親方様は…今回の件を見越しておられた。万が一、花村殿が犯人に仕立てられるようなことがあれば、拙者が保護をするように言伝をされていたのです。」
ディーノ「俺もツナの親父さんに頼まれてな。
ひとまずウチの本部へAを逃がす。
同盟ファミリーの敷地ともなればボンゴレの人間もやすやすと手は出せないはずだ」
リボ「良いのか？そんなことをして
Aが犯人にされればお前の立場も危ういぞ」
ディーノ「…あいつが犯人じゃねえのは分かってるんだ。それに、Aがいなきゃ俺はとっくに『florist』にやられて死んでた。その恩を返すためならこれくらいなんてことねーのさ」
ディーノがそうカッコつけたところで、俺たちは本格的にAを探すために動き出す。
ツナ「じゃあ、手分けしてAを探そう！」
リボ「そうだな、見つけ次第ディーノとバジルに連絡してイタリアへ逃がすぞ」
山本「おう！」
テキトーな2、3人組に分かれて公園を出ようとした…その時。
貴「ツナ」
雲雀「…。」
ツナ「A！雲雀さんも！」
疲れた様子のAと、その隣に立つ雲雀が公園に入ろうとしていた。
雲雀はAを近くのベンチに座らせ、少し不機嫌そうにこちらを見る。
雲雀「…ついさっき、何者かに追われてる彼女を見つけてね。少し相手をしてから連れて来た」
ディーノ「でかしたぞ恭弥！
恐らくボンゴレの追っ手がAを捕まえようとしていたんだ。」
貴「…それは、違います。」
Aは肩で息をしながらそう呟くと、少し深い呼吸を繰り返してから話を続けた。
貴「オレを追って来たやつは…すごい強さだった。雲雀さんと偶然出会わなければ、きっとオレは殺られていたでしょう。
捕まえるなんて生ぬるいことはしない…本気で、オレを暗殺しに来ていた。」
Aの手には、ナイフのような刃物が背面に刺さったスマホ。
貴「通話中に襲って来たんだ。咄嗟にこれでガードしなければ死んでた」
Aはそう言って、機械から刃物を抜いた。
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らっく(プロフ) - 今日もたくさんの評価ありがとうございました！更新増やさせていただきました〜 (2019年3月17日 21時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ラスクさん» コメントありがとうございます！ついにコウちゃんの正体が見え隠れしてきましたね〜果たしてミルフィオーレに何が起こっているのか、こうちゃんの目的はなんなのか。続きをどうぞお楽しみに！ (2019年3月17日 20時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ラスク - こ、コウちゃん！？と口に出してしまいそう…それぐらい引き込まれました！続き楽しみにしてます (2019年3月17日 16時) (レス) id: e26ee02319 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 評価すごくうれしいです！ありがとうございます！お礼にたくさん更新しますので明日もお楽しみに！ (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» ありがとうございます！ここから先は怒涛の展開ですのでお見逃しなく…ー (2019年3月16日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年3月15日 14時
