解放 ページ31
ツナ「……そんな……」
ドン底に突き落とされたような絶望を浮かべた表情。
敵対さえしていなければ手を差し伸べたくなるような姿。
その時、そんな姿を嘲笑うように背後から拍手する音が響く。
白蘭「アハハハ♪滑稽だねぇ！愛してた人に今まで欺かれ、良いように利用され、そして裏切られた。ねぇ、どんな気分なんだい？綱吉クン♪」
ツナ「…………」
白蘭「そのロゼを信じたきった
冷静に、かつ鋭い所をついていく。
沢田はがくりとくずおれて、震えた声で
ツナ「だったら……今までオレたちがやってきたことは……間違いだったのか……？」
そうポツリと呟いた。
放心状態の沢田は今はどうでもいい。
今はー
A「さて、もう喋ってないことはないわね？」
パン、と手を叩きロゼに問う。
情報は全て得なければならない。
チラッとロゼを見れば、ビクッと震え
ロゼ「な、ないわ！それだけよ！」
あわてふためいてそう答える。
その様子を見れば嘘ではないことがうかがえる。
A「そう……」
今の段階で知りたいことは全て知った。
無事にコンデンソーネの無実は晴れた。
姉さんが願っていたこと。
それがようやく叶う。
A「ありがとう、ロゼ。全て話してくれて。約束通り解放してあげるわ」
ニッコリと微笑み、そう言うと戸惑いを隠せない表情を浮かべるロゼ。
しかし、解放という言葉を聞いてパアッと表情が明るくなる。
ロゼ「ほ、ほんと！？」
A「ええ、ほんとよ」
グレイに目で合図すると、彼は頷き、ロゼの足を縛っていたロープをほどいていく。
A「……そう。解放してあげる……」
笑顔から一変、冷たい表情を浮かべ、懐から銃を取りだし、銃口を向ける。
ロゼ「……っ！」
A「この世のしがらみから……ね」
引き金を引く。
そして……
ﾊﾟﾝｯ!
部屋中に銃声が鳴り響いた。
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アリス(プロフ) - 白金木さん» コメントありがとうございます。少しずつではありますが更新していくのでこれからも作者ともどもよろしくお願いいたします。 (2017年12月28日 19時) (
レス) id: f9384ae4c3 (このIDを非表示/違反報告)
白金木 - 続きを書いてくれてありがとうございます。ボンゴレvs コンデンソーネ、楽しみにしています (2017年12月28日 16時) (レス) id: 546503b9aa (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 見てくださってありがとうございます。モチベにも繋がるので良かったらコメントお願いいたします。 (2017年12月24日 19時) (レス) id: f9384ae4c3 (このIDを非表示/違反報告)
白金木 - この作品大好きです。完結寂しいです。よかったら続きを...... (2017年12月18日 17時) (レス) id: 546503b9aa (このIDを非表示/違反報告)
Lica - こんなに素敵な作品が作れるとか尊敬します！これからも頑張ってください！！ (2017年5月14日 12時) (レス) id: 4b1373d030 (このIDを非表示/違反報告)
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