異常すぎてもはやカオスなうちの子たち【短編集】 (ページ3)

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黄色と水色の記憶ページ3

これから話すのは、俺『テンペスト』の過去だ。少し忘れてるところもあるが、そこは許してくれ。

ウィン｢あ、兄ちゃんお帰り！｣
テンペスト｢おう！ただいま！｣

俺にウィンという可愛らしい弟がいた。

母親と父親を失って難民生活をしてた俺らにとって、狩りというのは得意分野になっていた。

子供｢テンペスト兄ちゃーん！｣
子供｢どんなのとってきてくれたの？｣

テンペスト｢イノシシだ！｣

子供達『やったー！！』

と、こんな感じで色んな子供達と共に暮らしてた。

しかしある日……

、

黒いローブの男性｢あなた達を救うためにここに来ました。救われたいあなたがた、

いい暮らしができるからおいでなさい。｣

色んな子供がその黒いローブの男性の元に行った。勿論俺もウィンと一緒に行った。

それが、悪夢だった。

俺はとある施設に入ってから、苦痛の日々を暮らす事になった。

まず、何回も傷を付けられ、何回も変な機械に入れられ、苦痛を味わった。
そして変な薬を打たれ、気付けば俺には

『生き物以外の時を止める』という能力を無理やり付けられた。

その分、食事は豪華だった。

イノシシの肉とは全然違う。

でも、ウィンとは会えてない。それぞれの部屋があり、そこに閉じ込められてるからだ。

出るのは、機械の所に行く時だけ。

でも、最近……

ﾄﾞｶﾞｰﾝ!!!!!!!!

テンペスト｢うおっ！？な、なんだ！？｣
ウィン｢兄ちゃん！僕だよ！ウィン！｣
テンペスト｢……ウィン？｣
ウィン｢兄ちゃん……会いたかった……｣

弟と再開した。

ウィン｢あのね、よく聞いて。｣

そしてウィンが話したのは……

奴ら、黒いローブの男性達の目的だった。

彼等は、俺達子供を使って、能力がつくのかを実験していたらしい。

ウィン｢逃げよう！こんな所！｣
テンペスト｢……あぁ。｣

俺達は見張りの目を掻い潜って先へ先へと進んだ。

和服の青年｢脱走ですか｣
テンペスト｢誰だよ！！｣
和風の青年｢我はあのお方に忠誠を誓ったもの。｣
ウィン｢あいつらは怖い奴らだよ！無理矢理傷つけて！｣
和風の青年｢その痛みを乗り越えてこそ、強さが手に入るのです。貴方達は強くなりたくないのですか？｣

俺達はそいつと戦った。戦闘は相手の方が上手で、俺達は押されていた。

その時だった。

ザシュッ!!!!!