【刀剣乱舞】呼ばれて 目覚めて 俺刀剣【成り代わり】

干し芋が25 ページ26

『んん？んー？んーーー…』

皆聞いてくれ…いや聞いてるかどうかはわからないが…


迷子だ←


『まっ迷子センターとかないかな…』

まさかの本丸内で迷子 ここの本丸デカすぎ驚いた…俺の本丸の2倍ある
それと 見てしまったが使ったあとの富士札が まき代わりとして火にくべられていた…

『ガチ審神者だ…頭逝ってる』

どれだけ金を使おうと運には勝てないと言うが…｢数うち当たる｣方式…金さえ払えば当たる
恐ろしい

この本丸の不思議なところといえば…それなのに 富士札を使った相手(刀)に出会わないことだな

『こんなに広いのに…いや広いから居ないのか？』

だだだっと走って色々と部屋を見て回るが何も無い…時間だけがどんどんと過ぎて行く
諦めかけた時に刀を見つけた

『あっおい！』

｢え？わっ和泉守から話しかけてくんの珍しいじゃん…なに？｣

『あーそうだ 厠！厠何処にあるかわかるか？』

｢えっ？ここだけど｣

すっと真横を指さされそこを見てみると 間違いなくトイレがあった

『あっあぁ 間違えた…はは』

｢…あーー！もしかしてぇあれ？迷子になったとか｣

『ぐっ…べつ…に』

ここの加州はよく笑うやつらしい 気にせず口を開けて豪快に笑ってやがる なんていい奴だ！
家の奴は口を開けて笑うなんてしない 鼻で笑う感じだ…なんだこの差は

｢まぁでもしょうがないよね まだ俺も慣れてないし…｣

『…加州は来たばっかだったか？』

｢何言ってんの？本丸リフォームしたばっかじゃん！大丈夫？？｣

『(リフォームだとぉぉぉ？！)えっいやぁ…まだ寝てんのかもなぁ！』

｢たく 和泉守の部屋はこの通路の先だから｣

『おっ！助かった！』

｢やっぱり迷子だった 気をつけなよ｣

『おう！』

俺は加州に手を振って部屋に戻ってきた これといった収穫は無かったが 金持ち(嫌味)ということはよくわかった

｢あっおかえり兼さん！｣

『ただいま』

｢兼さん…迷子になってるだろうと思って 迎えに行こうと思っていた所！｣

『…俺をなんだと…』

｢だって兼さんだもん！｣

堀川…言い過ぎ 俺さえも傷ついた

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