【刀剣乱舞】呼ばれて 目覚めて 俺刀剣【成り代わり】

干し芋が23☆ ページ24

『お前らちょっと待てよ！！この体もうすぐ本人に返す予定なんだって』

｢…俺なら…いちでもやれそうな気がするぜ？｣

『末期だな』

｢君も楽しんでくれ…｣

周りの奴らの瞳がギラっと光る


『…審神者ぁぁストップアタック！』

上にいた鶴丸の顔面を両手で突き飛ばす

｢ぶっ？！｣

『俺に喧嘩を売ったのが悪かったな！さらば青春！』

痛そうに顔を覆う鶴丸を無視し すたこらさっさっと部屋をでて 物陰に息を潜めた

しばらくすると俺を探す足音が聞こえ そして通り過ぎる

『(一期一振…交代の時期が来たようだ…)』

(ただ貴方が この事態を解決させるのが面倒くさくなっただけでしょう？)

『(ここまで頑張ったんだから許せよ！)』

(そうですな…長い間私のかわりによく頑張ってくれました ありがとうございます…それでは また出会えた時にお礼を言わせてください)

『(気にすんな)』


ふっと意識が飛ぶと 俺はあの空間に浮遊していた

『帰ってきた！我が家！相変わらず 体に戻れない様子で…』

ようやく荷が降りたと伸びを一つ…


伸ばした腕を 誰かに掴まれそのまま空から下降するかの様な重力を感じた

(あんたが誰かは知らねぇが…助けてくれ…)

声の主はわからぬまま俺は眠りについた


────────



｢面倒事を残してくれましたね…本当に｣

一期はため息をつき どうしたものかと顎に手を置いた時だった

｢｢｢ﾐﾂｹﾀ｣｣｣

後ろを振り返るとそこには にやりと笑う鶴丸たちが居て…

｢まっ！待ってくだされ！！今私と彼は交代いたしまして…｣

｢そうか…だが さっき言っただろ？｣

《一期一振でも やれる》

｢もう逃がさん…｣｢ごめんね いっちゃん｣


｢ひぃぃ〜！！｣


一期がその後どうなったか Aは知らない…



────────────


『！？』

目が覚めると 何時もの痛みを覚悟していたが一向に来ない

『どうなってんだ』

この部屋には鏡がない…身体を見てみるが誰かわからない 身体は筋肉質のようだ…一期より肉質が良い
下を向くとサラッと髪がおりてくる 髪は長く黒い

『…太郎？』

長い黒髪はそいつぐらいしか思いつかない
とりあえず部屋の外に出てみる

その部屋に掛けられた板には《手入れ部屋》っと書かれていた

『手入れされていたのか…』

｢あっ！兼さん！！！｣

『兼？堀川…国広…』

｢もぉ兼さん！手当終わったらすぐ動く癖直してっていつも言ってるよね！｣

『すっすまね』

俺今…和泉守なのかっ！

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