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二十九話 ページ9

次の日の昼方。お母様に呼ばれたので、あとを続く。庭に出た。お母様は近くの机と椅子がおいてあるところにいく。お母様が入れた紅茶を飲みながら。
……スマイル様の紅茶が愛しいですね。

「Aはきりやんと付き合ってたりするのかしら?」
『(ブフッ)……急に何ですか!』

私はビックリして紅茶を吹いちゃったよ。今絶対私の顔赤い。うん。

「あら違ったかしら。彼と居る貴女は凄く幸せそうなのに」
『もうその話は今はいいですー。別でお話があるのでしょう?』
「ばれちゃった。実は、貴女にお見合いの話があってね。もし彼と付き合っていたら断るつもりだったんだけど。」

と言い、お母様が私にお見合いの写真を出す。
……ふむ。顔が整っているし、優しそうな顔。紳士みたいで女性うけではある。……でも、何か隠してる気がする。首もとをよく見ると、少し色が違う。顔色を少しでも良くしようとしてるみたいに。

『お母様。これはいつ来たのですか?』
「えっと確か……貴女が帰ってきて3日経った頃かしら。」
『そうですか。』

……。
きりやん様とシャークん様をお見送りして帰ってきて、きりやん様が来られたときぐらいか。

「その国ね。幸せって書いて、「幸の国」っていうんだって。」

……幸の国。
その国に行った者は、暫くしてこの国最高だ!とか嘆くとか言われる国の事かな。
……昔きりやん様から聞いたことある。
そういえば___

『……わかった。少し考えさせてね。』

___________

Kr「Aー?どーした?めっちゃ暗いけど。悩みがあるならぶつけて?」
『きりやん様……。実はですね。お見合いの話があったんです。』
Kr「ゑ?!Aお見合いすんの!?」
『するわけないじゃないですか。する気なんて更々無いですし。』
Kr「そっかー。良かった(ボソッ)」

めっちゃ食いついてきたけど……何かあったのかな。こんなきりやん様初めて見たかも。
……。
これ以上、お見合いの話をすればきっと止めるに違いない。

国の名前を出してしまえば。

私だって守られてばかりは嫌だ。
今回はきりやん様だけの話じゃない。
Nakamu様。ぶるーく様。シャークん様。きんとき様。スマイル様にだって関係してる。

私の大切な人は絶対守る。


例え____






______自分の命が危うくても。





____________尽きようとも。

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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます!確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梨乃 | 作成日時:2019年8月31日 12時

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