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三十話 ページ10

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あのお屋敷にすんでる6人は、一つの国諸とも滅ぼすぐらいの力があった。
その6人は、国名「幸の国」を壊滅寸前まで追いやった程強力だと言う。

何故、その6人は「幸の国」を壊滅まで追いやったのか。
この理由を知るものは、誰もいない。
_________

きっとその6人は……。


Kr「……い。__ーい。オーイ。」
『……っ。きりやん様。』
Kr「お見合いの話の途中で固まったからどうしたんかなおもて。」
『別に何でもないですよ。』

……そうだ。
きりやん様の事を聞こう。

『きりやん様。』
Kr「ん?」
『この前の捜査。シャークん様と同じですね?』
Kr「ゑ?!何でわかったん?!」
『勘で言ってみただけですよ。まさか当たるとは。』
Kr「マジかよ……。」
『その事をお聞きしても?』
Kr「……。」

きりやん様は困った様に笑って見せる。

Kr「今回のはあんま宜しくないことやで?」
『聞きたいです。』
Kr「……。そか。」

この前。きりやん様の身体中にあった包帯。門の前。街。街中の様子。人の様子。すべて。
話終えたきりやん様の顔は凄く悲しそうだった。

『……。申し訳ありませんでした。こんなこと話したくもありませんでしたよね。』
Kr「いや……。大丈夫。Aのせいちゃうから。」
『……。きりやん様。いつも口癖のように言ってくださいましたよね。「一人が無理だったら、俺か誰かを呼ぶなりなんなりしろ。」と。……それは精神面でも同じではありませんか?』
Kr「……。」
『嫌なこと。悲しいこと。愚痴。何でも良いです。私に申し付け下さい。私は受け止めますから。』
Kr「……。ははっ。なっさけねーな俺。部下にこんなこと言われるなんてな。」
『カッコ悪くなんか有りませんよ。私からすれば充分カッコいいですよ。』
Kr「ごめんな。……だけど、ありがとう」

ふわっと笑って私の頭を撫でる。瞳はまだ悲しげに。

……。
謝らなければならないのは私の方だ。

傷つくのをわかってた上で私は彼の傷を深く抉るような真似をしてしまったこと。



申し訳ありませんでした。





ですがこれで私はやっと









動くことが出来ます。

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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます!確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梨乃 | 作成日時:2019年8月31日 12時

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