二十四話 ページ4
着いたのは良いねんけど……。
思った以上にでかくてビックリした。
うーん。正面から「護衛しに来ました！」って言うのもあれやしなー。
しかも10時やし寝てるやろうな。
しゃーない、どっか入れるとこ探すか。
しばらく歩いていると、中庭らしいとことに来た。
(うぉー。此処庭やんな。めっちゃ広いー。
しかもこの風当たりのよさ。俺好きだわ此処。しかも今日は満月。最高かよ。)
少しの間此処に立っていた。
満月が雲に隠れてしまって、さっきより大分暗くなった。
それでも、ぼんやり眺めていると、後ろから声をかけられた。
「……きりやん様……ですよね？」
聞き覚えのある声。
振り替えると、人影が見えた。
暗くてあまり見えなかったが、目を凝らしてみる。
間違いない。
Aだ。
Kr「…………A……？」
それと同時に、満月に隠れていた雲が出てきて、辺りが明るくなる。
さっきよりはっきり見える。
『やはりきりやん様でした。後ろ姿で分かりましたよ。お久しぶりでございます。元気しておられましたか？』
Kr「おう。俺は元気してたぞ。Aも元気そうで良かった。」
『私はいつも元気ですよ。』
Kr「それもそうだな。」
と言って二人で笑い会う。
やっぱりAといた方が楽しい。
『ここで話すのもなんですし、私の部屋に来てください。』
Kr「いや……でも俺……」
『向こうより寒いでしょう？中へどうぞ。』
強豪突破された。
こいつには敵わへんな。
中に入ると当たり前だが天井が高かった。
しかも俺らの屋敷よりはるかに広かった。
Aが入っていった部屋に俺も入る。
『此処が私の部屋です。どうぞお好きな場所へお座りください。』
言われるがままに座る。
うへぇー。
めっちゃ高そうな物置いてあるー。
これ当たり前やな。うん。
『どうぞ。』
Kr「ごめんな。急に来たのにも関わらずおもてなししてもろて。」
『いえ。しかし驚きましたよ。きりやん様が此処にいるんですから。自分の目を疑うほどに驚きましたよ。』
Kr「え。そんな風には見えへんかったけど。」
『それは辺りが暗かったせいですね。』
Kr「www」
『本当に驚いたんですから。』
Kr「ごめんごめんw」
『何故、庭におられたのですか？』
Kr「え？だってこんな夜に玄関から行ったら迷惑や思わん？」
『今起きてるの私ときりやん様と、私のメイドだけですが。』
Kr「なら玄関から行っても良かったな。」
『何ですかその謎理論は』
やっぱ楽しーw
Aといたら時間忘れてまうな。
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます！確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (
レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨乃 | 作成日時：2019年8月31日 12時
