四十二話 ページ22
……。何日たったかな。2日程は経ったかな。
時間が過ぎていくにつれて頭痛もする。
ついでに吐き気も。
……それよりての感覚がなくなってきた。
『……ヤバ……いなぁ〜……』
こんなにも臭いがするなんて。
シャークん様は後々ダミーって気づいてるはずだから、シャークん様にそいつを捕まえさせて、その証明を出来るようにしたかったんだけど……無理だったや。
一目で良いから6人に会っときたかったなぁ。
……特にきりやん様には。
まだお礼も言えてないし……ごめんなさいさえも言えてない……。
あー。私は此処から一生出ることが出来ずに死んでいくのかな。
……もういいか。どうでも。
死んでしまえば……どれだけ楽なのだろう。
……。
…………。違う。今のは本音なんかじゃないよ。私はもっと欲張りで我儘だ。
『……っ。』
涙が溢れてくる。
今まで溜め込んできた感情が、恐怖が溢れてくる。
……なるほど。あの瓶に入ってる薬。感覚だけ狂わせるんじゃない。思考までも狂わせてくる。
どうでも良くなって「死ねば良い」なんて思考にたどり着く。余計なことなんて考えなくて良い。だから、「幸せの薬」として、世界に出回っていた。
『怖……い……!……誰か……助け……てぇ……!』
自分の本音は誰もいない、私しか居ない部屋に響く。
バチン!
『……いひゃい。』
……でも。
泣き事はもう御仕舞いだ。
『……絶対に……此処から生きて出てやんだ!』
痺れた足を無理矢理にでも動かして、今までやっていなかった部屋の探索を行う。
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます!確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨乃 | 作成日時:2019年8月31日 12時